本を読も 〜エコ本の紹介〜 (5月)

みんなで守ろう環境!シリーズ、楽しく考える4冊の絵本紹介です。

自然をまもる    ジェン・グリーン/作  マイク・ゴードン/絵

北沢杏子/文      林 千根/訳      アーニ出版

 「自然ってなーに?まわりを見わたしてごらん。わたしたちをとりまく空気や水、土、それから木や草や小鳥や小さな虫たち。みんなみんな、自然です。」そして、わたしたちひとりひとりも自然の仲間です。ほかの動物たちと同じように、わたしたちにも、きれいな空気や清潔な水が必要であり、生活する空間も必要です。植物や動物は、わたしたちに食糧を提供し、住みやすい環境づくりを助けてくれています。自然を保護することは、わたしたち自身のためにも、自然のためにもとても大切なのです。この絵本は、温かい絵と文章で自然の大切さを教えてくれます。「自然をたいせつにするってたのしいな。」

ゴミをわける   ジェン・グリーン/作  マイク・ゴードン/絵

北沢杏子/文      林 千根/訳      アーニ出版

 前は、分けないで何でもかんでも一緒に捨てられていたゴミ。ちゃんと分けないで捨てたゴミは、埋め立て地に埋められたりする。そうすると、土も川も海も汚れてしまう。だから、ゴミをきちんと分けることが大切だ。カンやビン、ペットボトルや古い紙、きちんと別々に分けて出すと、全部集められて、もういちど新しいものにうまれかわります。小さくなった服や、使わなくなったオモチャや絵本なども、もういちど使えます。いろいろなものが、もういちど使えないか考え、工夫してみましょう。そうすれば、ゴミも減らすことができます。ゴミとして捨てるのはちょっと待って!!

 

エネルギーのせつやく  ジェン・グリーン/作  マイク・ゴードン/絵

北沢杏子/文      林 千根/訳      アーニ出版

 電気が止まってしまったら‥ガソリンがなくなってしまったら‥エネルギーがなくなったら、わたしたちの家はどうなるだろう?学校はどうなるだろう?毎日のくらしはどうなるんだろう?みなさんは、想像したことがありますか?電気って、スイッチを入れさえすれば、いつでも使えるものだと思っていませんか?その原料は、石炭や石油、天然ガスなどから作っています。ガソリンも石油から作ります。今、地球にある石炭や石油、天然ガスは、いつまでもあるわけではなく、節約しないとなくなってしまいます。じゃあ、どうすればいい?この本を読んで一緒に考えましょう!

水をたいせつに  ジェン・グリーン/作  マイク・ゴードン/絵

北沢杏子/文      林 千根/訳      アーニ出版

 蛇口をひねればきれいな水はいつでも出てくるものだと思っていませんか?シャワーを出しっぱなしにして体を洗っていませんか?水を出しっぱなしでお皿を洗ったり、歯磨きをしていませんか?ずっと雨が降らなかったら、水はなくなってしまいます。わたしたち人間だって、動物だって、植物だって、いのちあるものはすべて水なしでは生きていけません。家庭や工場から出された汚れた水は、川や海を汚し、そこに住んでいる魚たちをも汚し、そして、わたしたちのからだをも汚染していきます。きれいな水があたりまえではありません。植物、動物、人間、地球に住むみんなのために水を大切にしましょう!