sing...      Feb.2005

 あと数日で立春ですが 強い寒気団が日本を襲ってきています。そんな寒さの中、不覚にも風邪を引いてしまい、 ここ一週間は家に閉じこもって風邪のウィルスと戦っていました。
 皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。

 先月、中学校の同窓会に参加してきました。私の故郷は兵庫県の真ん中あたり、山と川に囲まれた静かな田舎町です。15年前から5年毎に開催される同窓会、それぞれの人生を歩んできた仲間たちと旧交を温めあってきました。

 約160人の卒業生の中で、同窓生同志で結婚したのは1カップルだけ。そのカップルの男性の方は、背が高くハンサム、勉強の良く出来る野球部のエース、女子達の憧れの君でした。
 そして、その彼のハートを見事に射止めた彼女は、可愛くてチャーミング、勉強の良く出来る淑女、男子達の憧れの姫でした。
 二人ともヒーローとヒロイン的な存在でしたから、二人が交際をしているとの噂が流れてきた時には、男子も女子もしばらく 沈黙があり、諦めと羨望が入り混じった複雑な心境になったようです。でも、男子達は“彼女の相手が彼なら仕方ないか・・” と思い、女子達は“彼の相手が彼女なら仕方ないか・・”と思い、しばらくの間は沈んだ空気が流れていたように思いました。
 その後、社会人になってからも二人の交際は続き、愛を育んでゴールインしたと聞いた時には、“良かったね!!”との心から の言葉に変わったようです。
 その二人は、毎回同窓会に参加して気さくに皆と話し、たまにはカラオケを仲良くデュエットしたりして、未だに私達に爽やか な風をプレゼントしてくれています。同窓生たちは、そんな二人を眺めながら青春時代のせつない恋心を懐かしみながら、“いつまでもお幸せに!!”と笑顔でエールを送っているのです。
 爽やかな二人もそうですが、その二人を優しい眼差しで見守っている同窓生達は、かけがいのない大切な仲間たち。そんな仲間たちに、5年後も笑顔で再会できますように・・・。


   
ストール着こなし方バリエーション
◎困ったこと

 最近困っていることの一つに、以前書けていたはずの漢字が書けなくなっていることです。すっかり忘れてしまっている字や、思い出してもあやふやな字しか書けずに、ひらがなばかりになってしまっている文章を眺めながら、ため息をついていているこの頃です。決して、ど忘れではないような・・・。
 一体いつからこんな風になってしまったのやら・・・。
 先日、新聞に小中学生の読み書き能力調査の記事が載っていました。米作を“こめさく”背比べを“せくらべ” 三日月を“さんかづき”と答え、また、川下を“かわげ かわした”暑さで食が細るを“こまる”と答える子供達が、 多いそうです。日常生活で使わなくなった言葉が苦手のようです。その子供達のこと“大丈夫?”と思ったのですが、その言葉をそのまま私に投げかけた方がいいのではと思いました。ひらがなオンパレードの文章を書いている自分のことを棚に上げて、小中学生のことを心配する立場じゃありませんよね。
 最近はパソコンで文章を書いてしまうことも多く、やはり実際にペンを持って筆記しないといけないと痛感しています。暇があれば新聞記事を筆記したりして、これ以上症状が進まないように心がけなくては・・・。
 もし書けない字が出てきた時には、直ぐに辞書を引くようにしています(今は携帯電話が便利)が、それでも 引いた字を忘れてしまうことも・・・。
 ボケが始まったのでは・・・と不安になってしまっている最近です。


 今年もニットルームカトウの生徒一同は、10月の展示会・ ファッションショーに向けて作品つくりに走り出して おります。今年のテーマは“愛ニット物語”です。
 世界中で“愛”の大切さが叫ばれております。果たして、どんな愛を表現できるでしょうか。
   
ダイヤ毛糸 春夏展示会作品