Jan.2005
風薫る5月、新緑の美しい季節となりました。
 今年は、近年になくスギ花粉の飛散が多く、マスクをして予防されている方々の姿を多く見かけました。花粉症の皆様には、もう少しの我慢ですね。私も楽になる日を、心待ちにしております。

 4月7日に愛・地球博での編物のイベントのお手伝いをさせていただいてきました。
当日は、あいにくの雨模様、雨がシトシトと降りとても寒い日でしたが、多くの方が参加してくださいました。
 第1部は、“ニット界の貴公子”広瀬光治さん、広瀬さんお手製のニットを素敵に着こなされた服部真湖さん、京都大学霊長類研究所教授の久保田競さん、3人の方のトークショーです。
 久保田先生の指を使うと脳が刺激され活性化するというお話しは、以前からよく聞いていましたが、先生の研究データーの説明から、もう一度再確認することができました。
 真湖さんは、“編物が大好き”と話され、お子様にもよく編んで差し上げるとか。指編みをしながらトークをされる余裕のあるお姿は、愛情あふれるお母さんそのものでした。
 第2部は、広瀬さん指導の“指編み”の体験タイムです。毛糸1玉を使っての指編みがいっせいにスタート。皆さん真剣な眼差しでせっせと指を動かし、約1時間でマフラーが完成。そして脳も若返ったようでした。また久保田先生も楽しそうに指編みに挑戦され、広瀬さんと真湖さんは、客席の間を回りながらの指導と、参加者とのトークや記念写真にも気さくに応じてくださり、参加者も大喜び。楽しいひと時は、あっという間に終わってしまいました。
 寒い日でしたが、心はホットになった1日でした。

かぎ針編みのカーディー
ケープ風のデザインが新鮮
上下変えればロングベストに

お詫び
 毎年6月に、タイ在住の宇崎喜代美さんのアクセサリー展を開催しておりましたが、 今年は会場の都合で開催できなくなりました。ごめんなさい。
 昨年まで開催しておりました中央プラザホテルのギャラリーを拝借できなくなり、他の会場を探しておりましたが見つからず、タイムリミット。 私の力不足のため、宇崎さんはじめ協力して頂いておりました皆さんを、落胆させてしまいました。
 宇崎さんには、丁重にお断りさせていただいたのですが。“岐阜の皆さんに会いたかったのに・・・”との返事をいただきましたので、“来年は必ず開催させていただきます。”とお約束いたしました。
 皆さんも楽しみに待っていてくださったと思いますが、お許しくださいませ。

 宇崎さんが、こちらへお越しいただけなくなったのなら、“宇崎さんに会いにいこう!”ツアーを計画しようかな と思っていますが・・・。
実現しますように!! もしそうなれば、皆さんもご参加くださいね。
<訂 正>

 先月号に、8月26日の名古屋能楽堂でのコレクションの案内で、席は指定席とお知らせいたしましたが、 自由席の誤りでしたので訂正させていただきます。ごめんなさい。
 早々とチケットの購入のお電話をいただいた方もいらっしゃったのですが、私の勘違でご迷惑をお掛けしてしまいました。お詫びいたします。
今は、そのお電話をとても有り難く思いながら、感謝の気持ちでいっぱいになりながら、作品創りに励んでおります。

 名古屋能楽堂は、名古屋城の正門前にあり、平成9年に開館した施設です。外観は、入母屋・瓦葺屋根の日本建築の伝統的な 手法を取り入れた雁行型です。舞台は、総木曽檜造りで、会場内には檜の香が満ち溢れて、とても心落ち着き癒されてしまう空間です。
舞台に立つには、必ず足袋を履かなくてはならないそうで、外国からの来賓も足袋を履かれたというエピソードもあるそうです。 当日のコレクションでは、ドレスに足袋という訳にはいきませんので、舞台の前面にエプロンを出してのショーとなりますので、ご安心ください。

また、日本の今までの舞台では老松が描かれるのが慣例でしたが、この能楽堂では若松が描かれ、話題となりましたことは皆様もご存知だと思います。

 当日はコレクションはもちろん、日本の伝統文化に触れるいい機会かもしれません。
 皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。