Jan.2005
 “あめあめふれふれ母さんが じゃのめでおむかえうれしいな・・・”と雨の中を、はやく口ずさんでみたくなるこの頃です。雨の少ない梅雨空では、 この夏の水不足が心配なこの頃です。

 “邂逅” 思いがけない出会い めぐり会い という意味ですが、最近この言葉がふと頭に思い浮かぶことがあります。この世に生を受けて、いったい何人とのめぐり会いがあったのでしょう。世界の全人口からすると、ほんの一握りの人との 邂逅なのでしょうが、その一握りの人との出会いは、何か深い意味があるのではと思うのです。
 私が初めて邂逅した人は、両親です。両親は、私を自ら選んでくれたのではなく、偶然両親の元に生まれてきたのを、 育ててくれたのです。私も、決して両親を選んで生まれてきたのではありません。でも、深い愛情を注ぎながら育ててくれ、一言では言い尽くせないたくさんのことを教えてくれました。
 それからの人生の間には、様々な人たちとの出会いがあり、無二の親友になった人、苦しい時に助けてくれた人、 いつも笑顔をくれる人、一緒に仕事をした人、そしてこのSingを読んで下さっている皆様との出会いもありました。
 また、忘れてはいけないのが、主人との出会いです。昔から“赤い糸で結ばれている”と言いますが、 たくさんの男女の中から、生涯の伴侶として結婚し生活を共にしているのですから、不思議な気がします。 そして、子供を授かり親として人として成長しているのですから・・・。

 思いもかけない偶然の出会いではなく、これは必然の出会いだったのではないかしら・・・と思うのです。 神様は、何かのメッセージを込めて、両親 主人 子供達 親友 皆様とめぐり会わせてくださったのではないでしょうか。その人たちとの長く深い関係を思うと、たくさんのメッセージと愛を頂いている自分に気付き、感謝の気持ちでいっぱいになります。そんな気付きが、神様のメッセージとしたら・・・。その人たちは、お金や物には変えられない、なくてはならない私の大切な財産なのです。
 これからも いい邂逅ができますように・・・。

裾と袖口にヘアピンレースを
配したプルオーバー
爽やかなブルーのレース模様が
オシャレ

文化のみち
 名古屋市は、東区の名古屋城から徳川園にいたる一帯を、“文化のみち”として、貴重な 建築物を保存・活用し、また街並みの景観保存をすすめています。
 特に、白壁・主税・撞木町は、大正時代の起業家の屋敷が多いところです。豊田佐助邸・春田鉄次郎邸・大森家・伊藤家・井元家などの邸宅があります。また、川上貞奴邸もあります。

 先日、その貞奴邸を見学してきました。
 貞奴邸は、文化のみちの拠点施設・文化のみち二葉館として、今年開館されたそうです。
赤い瓦葺の屋根の美しい和洋折衷の建物は、その斬新さと豪華さから“二葉御殿”と呼ばれていたそうです。(創建時は二葉町にあり今年撞木町に移築・復元されました。)
 館内は、マントロピースとステンドグラスが印象的な大広間があり、当時は政財界や文化人の交流のサロンとして使われていたのでしょう。 また、二階へは重厚な螺旋階段が作ってあり、大正時代にタイムスリップしてしまったような錯覚をおぼえました。
 また、貞奴に関する資料のほかに、郷土ゆかりの文学資料や、文化のみちの様々な情報も展示公開されていました。
    
大正ロマンの香り高い二葉館で、しばし時を忘れてゆったりと過ごしました。
チケット販売中
 8月26日(金)・名古屋能楽堂で開催されるNDKコレクションのチケットを、販売しています。時間は、PM1:30〜 とPM3:30〜 のどちらかをお選びください。
 申込み先は、加藤まで(0583−70−5574)

 このショーは、理事長の森英恵さんはじめ、全国の著名デザイナーが出品する今までにない素晴らしいショーです。和服デザイナーの出品もあり、まさしく“和と洋の融合”と なるでしょう。私もパーティードレス2点を出品いたします。
 ぜひとも、ご高覧下さいませ。