Apr. 2005

 2月は、トリノオリンピックの毎日でした。連日世界の若者達の躍動感あふれる姿に 感動と元気を貰いました。でも、少々睡眠不足気味のこの頃です。

 荒川静香さん 素晴らしかったですね。
それまでの日本勢の元気のなさを一気に払拭してしまった快挙でした。静香さんは24歳。 16歳で長野オリンピックに出場し、8年後に2度目のオリンピック出場、そして金メダルを獲得。 きっとその8年間は、多くの苦悩と苦労があったことでしょう。
      

 最近美しいスケーティングよりも技術が優先される採点方法に変わり、技術よりも スケーティングの得意な静香さんは、思うように得点が伸びなくなってしまいました。 そこで技術の向上のためひたすら練習を重ねた上に、得意な“イナバウアー”も封印 させてしまいました。でも、得点は伸びません。そこで、“自分らしさ”を表現でき ていないことに気付いた静香さんは、コーチを代え、フリーの曲を世界選手権で優勝 した時の“トゥーランドット”に代えました。そしてあの“イナバウアー”をプログ ラムに復活させたのです。あの感動的な演技にはそんなドラマが隠されていたのでした。 イナバウアーを滑っている静香さんは、本当に美しかったですね。
 人に感動を与えるのは、“美と技”だいうことと教えてくれた静香さんでした。

 そして、そこに“自分らしさ”をプラスすることも。

 オリンピック出場が決定して以来、マスコミに登場する回数が多くなった静香さんは、日々洗練された美しい女性に変身し、はっとするようなオーラを発しているのに気付いたのは私ひとりではないと思います。メダル候補といわれ、プレッシャーに押しつぶされて、本来の実力を発揮できずに競技を終えてしまう選手の多い中、実力を余すところなく発揮してメダルを獲得した静香さんが発するオーラは、それまでの経験の積み重ねからの自信と、平常心へとコントロールできる心から醸し出された“輝き”なのでしょう。そしてあの優雅さ 華麗さ、そして気品は、そんな輝きの中に感じ取ることができました。

 果して自分の人生には、“美・技・自分らしさ”は、あったのかしら・・・?
 でも、これからです。自分自身をしっかりと見つめ直して、自分らしい生き方をしなくっては!
 そして、優雅で 華麗で 気品のある自分が存在していますように。

20周年記念ファッションショー&パーティー

 編物教室を開いて今年で20年目になります。 それを記念してのファションショーパーティーを昨年12月にオープンした“迎賓館サクラヒルズ川上別荘” で開催することにしました。サクラヒルズは、鵜沼宝積寺町にある川上貞奴の別荘“晩松園”に隣接する建物です。

 160年前イギリスで使われていたステンドグラスの光彩が放つチャペルでのファッションショー。 当日は、パイプオルガンと大久保幽香さんの声楽をBGMにニットを披露する予定です。
 またパーティーは、大正時代の迎賓館を当時の資材を使いながら再現した会場で開きます。 木曽川を臨める会場には、オーストリアのベーゼンドルファー製のグランドピアノがあり、 皆様にその音色を聴いていただきながら、ゆっくりと食事を楽しんでいただきたいと思っております。
          

開催日:10月24日(火) 11:00頃〜
当日は、パーティー券をお買い求めくださった方のみの
入場とさせていただきます。

    今年ブレイクしているホワイト
ストールにセーターに
変身してしまうパーツ
体に優しい和紙の糸