Apr. 2005
 オオキンケイギクが、あちらこちらで満開のようです。一年中で一番さわやかな季節ですね。

 先日、私が所属しているNAC(日本編物文化協会)の総会に出席してきました。北は北海道から南は鹿児島までの 支部長約400人が一同に会し、編物の情報交換しながらの研修会や懇親会を楽しんできました。 場所は金華山が望める岐阜グランドホテルです。
 このNACの副理事長は、皆さんよくご存知の“ニットの伝道師(以前は貴公子でしたが…)広瀬光治さん”です。 ほとんどが女性ばかりのニットの世界で、その普及のため東奔西走していらっしゃる広瀬さんの姿は、とても私と同世代とは 思えないくらいエネルギッシュで凛とした貴公子ぶりです。また、参加したどの方にも分け隔てなく笑顔で接していらっしゃる姿には、 思わず頭が下がり、私も見習わなければと思いました。

 でもそんな年令を感じさせない広瀬さんですが、加齢という現実はどうしても受け入れざるを得ないことのようでした。 それは小さな字や編目記号が見えにくかったり、思い出そうと思ってもどうしても思い出せないことがあったり、 頑張りがきかなくかったりということのようです。
 そしてその中でも一番の悩みは、頭髪が淋しくなってきたこととか。それは貴公子と呼ばれていた広瀬さんには、大きな問題だったようです。 (だから伝道師と呼ばれるようになったのかな?)

 そこである増毛法を試されたようです。それは、皆さんもよくご存知の和田アキコさんがコマーシャルをしているあの増毛法です。 始められてから3年、やっとこの頃ご自分で満足の行く結果になってきたそうです。
 そしてこの4月に増毛コンテストに参加され、見事準優勝を獲得し、100万円をゲットされたとか。でも広瀬さん曰く “これまでに300万円使っているから、まだ200万円は取り戻せていません。でも、転んでもただでは起きない広瀬です。 その会社のCMの仕事をすることになりました。”だそうです。そのCMは近々放映されるようですよ。
 先日、広瀬さんとお目にかかった時には、お召しのニットも気になったのですが、それ以上に頭が気に なってしまい、思わず目を上下させてしまっている自分に気がつきました。

 そんな話題満載の広瀬さんですが、ニットのデザインや繊細な技法は皆を魅了させてしまいます。
いつの日か、この各務原で皆さんと共に広瀬ニットを見せていただける機会ができればなあーーと夢描きながら、 先日のグランドホテルを思い出しているこの頃です。


晩 松 園
 晩松園を見学してきました。晩松園は昭和7年、日本初の女優になった川上貞奴の別荘として建築されました。 所在地は、各務原市鵜沼宝積寺です。
 外観は数奇屋建築でありながら、書院造りの部分もあり、広々とした庭園と前に流れる木曽川での舟遊びや、 対岸の山々をも借景にした平安時代の寝殿造りの併せ持った建物です。
 また、別荘とは思えないような広大な敷地は、平安時代の別荘を感じさせます。
 敷地面積1500坪、建坪150坪、部屋数25、銘木や逸品を余すところなく用いた豪奢な建物から、当時の貞奴の栄華をしのばせてくれます。
 現在、国道21号で分断されてしまっていますが、貞奴が建立した貞照寺も必見の価値があります。

 

今月12日(月)〜17日(土) ギャラリー縁で開催します。
 足裏マッサージ・まつ毛パーマ・カラーセラピーは、
予約されることをお薦めいたします。

予約申込先・・・058-370-5574 加藤扶貴子
14日(水)・15日(木)は
1日中、ニットカフェを開催します。
お茶をしながら、おしゃべりをしながら
楽しく編物をしませんか?

衿にかぎ針編モチーフを配し
クンスト編みをプラスしたベスト
アクセサリー感覚で着用できそう