ついこの間お正月を迎えたと思っていましたのに、もう春がすぐそこまで来ているようです。
　今年の冬は例年になく暖かく、もう梅の便りが聞こえてきてびっくりしてしまいました。

　人間ってわがままですよね。寒ければ寒いでブツブツ、暑ければ暑いでブツブツ、雨が降れば降ったでため息、雪が降れば降ったでため息と　 四季の美しさや雨や雪の恩恵を受けている有り難さを忘れ、また人がああしたからこうしたからと、 自分の思い通りにならないとイライラ・ブツブツ、本当に勝手な生き物ですね。

　そんな愚痴を聞いて下さるお地蔵様がいらっしゃることを、皆様はご存知でしょうか。
マスコミにも何度か登場されたお地蔵様ですから、もう既に愚痴を聞いていただいた方もあるかもしれませんね。 私も、先日お目に掛かって来ました。
　そのお地蔵様は、名古屋駅から歩いて数分のところにあるお寺に、手を耳にかざして待っていて下さいました。 お寺の門をくぐり左手にいったところに、柔和なお顔で座っていらっしゃいました。お地蔵様の前には、石の腰掛が置いてありましたので、 座らせていただき、しばしお顔を拝ませていただきました。これといった愚痴はなかたのですが、お顔を眺めさせているだけで心が癒されていきましたよ。

　そのお寺のご住職とは、それまでに何度かお話したことがあり、お地蔵様のことは以前から聞かせていただいておりました。ご住職のお顔は、お地蔵様そっくり。 参拝に来られた方にも“ご住職をモデルにお地蔵様を作られたのですか。”とよく言われるそうです。私も、お地蔵様にお目にかかって、やはりそう思いました。

　そのご住職は、“人は不平不満のかたまり、人に対して悪いことばかりが目に付き、自分には甘く、人には厳しい。心が煩悩に覆われ，一切のことに惑い、 理に暗いこと、そういう心が愚痴です。“と言われました。 　

　また“言っても何もならないことを言う。言っては人を困らせ、不愉快にしストレスを蓄積させる。言った方は、一時的にスッとするかもしれないが、 次から次へと際限がない。言っても何ともならないが言わずにおれない。聞く方が黙って聞いていればいいのだが、下手に相槌でも打とうものなら愚痴の共犯者になってしまう。 そんな愚痴を聞いて下さるのが愚痴聞き地蔵様です。”だそうです。 　
そして“そのお地蔵様は、人とは違い全部最後まで聞いてくださり、何よりも他人に告げ口をしないのがいい”のだそうですよ。

　皆さんも、愚痴を言いたくなった時には、一度お地蔵様に聞いていただくのもいいかもしれませんね。でも、私が撮ってきたお地蔵様の写真に、聞いていただいていいかもしれませんよ。
その写真、皆様にプレゼントいたします。（写真は、ご住職様から許可を得て撮影してきましたので、ご安心くださいね。）

Fukiko　　　

　１・２・３階は　レストラン・ショップ・クリニックがあり、40階には、 スカイラウンジがあります。また、ルーセントタワーに通じる地下道をはじめ フロアーでは、世界のアーティストの芸術作品を鑑賞することができます。

　３月には　ミッドランドスクウェアーもオープンするそうですが、元気な名古屋の 新しい人気スポットが次々と誕生していくようですね。