Sing... うたう       Jul.2006

 春霞に可憐な花々が、楽しめる季節になりました。今年の桜はどこで楽しみましょうか。

 私は四季のなかで、この春の季節が一番好きです。何かワクワクと一歩踏み出したくなるエネルギーを 感じるのは、私が春生まれだからかもしれません。

 3月28日で55才になりました。四捨五入すれば60才です。娘から“お誕生日おめでとう! バースデーケーキでお祝いした?“とメールのプレゼントが届き、そして主人からはディナーのプレゼントを貰いました。 心地よいピアノの生演奏が流れているレストランでワインをいただきながらのディナーを、夢見ていたのですが、 連れて行ってくれたのは、近くのファミリー中華レストランでした。二人で餃子と生ビールで乾杯して、 ニンニクの臭いをプンプンさせながら、ほろ酔い気分で夜空を歩いてきました。夢見ていたレストランではなかったですけれど、 主人の優しさを感じたバースデーでした。

 いつの頃からでしょうか、写真を撮られることが苦手になってしまったのは。
 若い頃はハイポーズとカメラを 向けられれば躊躇することなくニッコリとできましたのに、今では、何かぎこちなく顔が強張り、なるべくなら撮ってほしくないと 思ってしまうのです。そう思いながらも、思いっきりの笑顔をつくり、息を止めてレンズを見つめるのです。 でも、出来上がったその写真を目の前にして愕然とし言葉は出ず、出てくるのはため息ばかり。 こんなことが、最近多いのです。写真は正直です。自分が年を取ってしまったことを、 どうだ!とばかりに目の前に突きつけてきて、否が応でも認めさせるのです。わかっていますよ、年だって言うことは。 でも、心のどこかでは、それ程でもないのではないかと、ささやかな期待をしているのですが、 そんな思いは無残にも打ち砕かれるのです。
仕方ないですよね、年は年なんですから。
若い頃は、こんな自分をとても想像もできなかったのですが、あっという間に55才になってしまっていました。 驚くやらあきれるやらです。
と老いていく容姿はどうしようもありませんが、精神年齢だけは年相応にならないように しなくっちゃ!!

 よく、“昔はよかった。あの頃が一番良かった。”と言われる人がいますが、私は、いつもこうして生きている 今が一番いいのです。毎日生き生きと精一杯時を過ごし、いい日だったと過ごせる今に幸せを感じるのです。 そして過ぎ去った日々よりも、これから起こるであろう楽しい日々のことを思うと、ワクワクしてくるのです。 容姿の老化という自然現象など気にせずに、これからも好奇心、チャレンジ精神を忘れず、夢を持って生きて行こうと思います。

 55才、ゴーゴー です。


S U D O K U

 フランスのコンビニ・書店などで、“SUDOKU”と書いてあるポケットサイズの本をよく見かけました。 最初はフランス語だと思っていたのですが、手に取って開いてみると私の好きな“数独”ではありませんか。 そこで初めてローマ字で書いてあることに気が付いたのです。えーっフランスにも数独があるの?

 1年半ほど前、飛行機に乗っている最中に必死に数独を解いていると、ドイツ人スチュワーデスが “私、その数独が欲しかった”と話し掛けてこられ、日本で手に入れられなかったことを、とても残念がられました。 そこで、飛行機から降りる時にその数独を差し上げると、とても喜ばれ機内食のパンやワインをたくさん頂いた 楽しい思い出があります。数独は日本で考案されたゲームで、その時には、海外であまり販売されていなっかったのでしょう。

 ところが、先月行ったパリの地下鉄、バス・街中でも一心に数独とにらめっこしている人を多く見かけましたから、 おそらく世界中で楽しまれているのではないかと思います。

日本のスシ・マンガなどは、そのままの言葉で海外に定着しているようですが、スウドクもそのようになりつつあるのでしょうか。


サクラヒルズ ファッションショー
 今年のニットルームカトウのファッションショーは10月23日(火) にサクラヒルズで開催いたします。

 今回は、チェコ出身のダニエル・フォルローさんに、パイプオルガン・シンセサイザーの演奏をしていただける ことになりました。また、ティータイムには、ピアノの演奏もしていただけそうです。

 当日皆様のお越しを、お待ちしております。  



Fukiko   
  

レーシーなかぎ針編みの

シェットランドレースの

マーガレット

おそろいのコサージュを

プラスして