元気ですか。もうすぐ1学期も終わって夏休みになりますね。一度遊びに来て下さい。待っていますね。
こうして書きはじめると、あなたと同じ年頃の中学時代の私が懐かしく思い出さてきます。私は、兎に角勉強はあまりせず、
ただ懸命に運動ばかりしていたのです。試験前だというのに、陸上競技、テニスと放課後汗みどろになっていたことが、実に懐かしく思い浮かんできます。
担任の先生から「お前は、段々成績が下がって落第するぞ」と叱られたりもしました。でも運動は、どうしても止められませんでした。
そんな好きな運動競技だったので、自分は体育の先生になるんだと決めていました。だから私の一生は中学時代に決定されたといってもよいかと思います。
あのガムシャラな汗みどろの頑張り、何かにぶつかっての献身の努力、尊い経験でした。
それと軍隊における種々の試練、ことさら戦場での死闘は全く言葉では言い尽くされませんが、それが今の生活に如何ばかりか役立っています。
何かにつけ戦場のことを思えば、苦も苦とは思いません。何のことを言っているのかと思うでしょうが、例えば1日食事ができない場合でも、
あの戦場でのあの苦痛と比べればなんのこれしきのこと、ちっとも気になりません。
苦を苦とは思わず、苦もまた有難い神から与えられた人生の試練と受け止めております。したがって不平不満はありません。
おばあちゃんにも不満や小言は決して言わないことにして、笑って過ごしています。
中学時代の熱中振りと戦争は、私に価値あらしめてくれたと思っています。
この頃、胃腸の不調と膝の痛みで通院しています。膝はたぶん一生治らないでしょうから、仲良く付き合っていこうと思っています。
何もかもが修養ですね。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老いる
人は希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる
人は信念と共に若く、疑惑と共に老いる
この文は誰だったか忘れましたが、私に大きな感銘を与えてくれました。常に気力旺盛に生きたいと考えています。病もまた有難し。
朝6時に起床。朝食まで畑仕事。朝食後も畑仕事。午後は陶芸。何やかやと手造りを楽しんでおります。
ちっとも上達せず、おばあちゃんに笑われてばかり。他にも、俳句・俳画と時間の足りない毎日です。
まあ日々充実した生活と一人うぬぼれています。
「生き甲斐と なりし発句の のどかなり」この句は、先生に褒められました。「競うというのではなく伸びやかに親しむという態度が、よく表現されているとの先生の評。
今日は、おばあちゃんが留守で、私は無断出張パチンコへ。すってんてんにやられ、1万円負けた。
おばあちゃんには、内緒ナイショ!宝くじでも当たらないかなあ!
では、元気でね。体に気を付けてね。
じいちゃんより |