今年も後１カ月となりました。１年の過ぎるのが早いこと早いこと・・・ついこの間、春を迎えたばかりだと思ったのに・・・皆さんのこの１年は、いかがだったでしょうか。

　私も１年を振り返ってみて、いい１年だったと自負しているところです。一番は、風邪は数回引きましたが、お医者様のお世話になることもなく、健康に過ごせたことです。 胃腸の調子は、昨年母を亡くしてから快調とは言えませんでしたが、食べ過ぎなければ毎日美味しく食事をとることができました。 また、睡眠もベッドに入ればバタンキュー、不眠症もなく快適な毎日を過ごすことができました。健康な体に産んでくれた、両親に感謝！です。

　さて、今年も新しい出会いがあり、私の思い出のアルバムの冊数も益々多くなりました。先月号で紹介しましたダニエル・フォルローさんもそのおひとりですが、 もう一人印象に残った方が、いらっしゃいます。１０月２７日にギャラリー風庵の「おしゃべりサロン」でお琴の演奏をしてくだった林千恵子さんです。

林さんとは、去年のサクラヒルズのショーで初めてお目に掛かりました。その時は、挨拶だけで会話をすることはなかったのですが、 その容姿はもちろん笑顔の美しさと体全体からのオーラが印象的でした。その時には、一年後、風庵でコラボレーションできるとは夢にも思いませんでした。

　当日は、お琴の演奏をＢＧＭにニットのミニショーを開催し、そして林さんの軽妙なトークは皆さんのハートをとらえて離しませんでした。 また、「千の風になって」と「川の流れのように」を皆で歌った時には、林さんの見事な歌声にびっくり。それもそのはず、芸大の声学科を卒業されていたのを、その時初めて知りました。 お琴の先生でもあるお母様が、お琴を演奏するのに、様々な音楽を勉強する必要性を説かれ、声学科に進学することにされたそうです。りっぱなお母様ですね。 人は年を重ねるごとに、顔にその人の歴史・人格が表れるといいますが、たまに鏡に写る自分の姿とにらめっこをした方がいいかもしれませんね。

　あとおひとり、素敵な方がいらっしゃいました。あの日ギャラリー風庵からの帰り道に詠まれた一首をプレゼントしてくださった方です。その歌をご紹介します。