いずれの御時にか女御更衣あまたさぶろひたまひけるなかに、いとやむごときなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありにけり・・・ 次に訪れたのが、糺(ただす)の森の奥、広大な境内にあり、世界遺産に登録されている「下賀茂神社」です。その神社は、平安時代以前に創建され、源氏物語にも度々登場してくるそうです。そこでは私の目的だった十二単の着付けと舞を鑑賞。雅な世界に浸ってきました。でもあの長いおすべらかしと何枚も重ねた衣では、夏はさぞかし暑かったでしょうね。お香を焚きしめないと、とても我慢できなかったのでは・・・なんて雅な世界に浸りながらも現実的なことを思いながら鑑賞してきました。 次は、平安遷都の際に創建された京都の南にある城南宮。ここには、源氏物語に出てくる草木100種余りが植栽され四季を通じて物語に触れることができます。春秋には「曲水の宴」が披露されるそうです。物語の中にそんなに多くの草木が出ているなんて・・・と驚いてしまいました。 恋愛・政権争いなど今と変わらない人間模様を物語から読むのもいいですが、十二単など登場人物の衣の色・草木の種類などを見つけながら物語を楽しむのもいいかもしれないと思った旅でした。千年たった今でも読み継がれている物語に、紫式部もきっと驚いていることでしょうね。でも全54帖の長い物語となると、読みたい気持ち半分読み切れないかもしれないと躊躇する気持ち半分で、今まだ本屋さんに行けない私です。 |
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Fukiko
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冬のウグイス | |
ウグイスと聞くと・・・ |
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すぐ近くの「ヤツデ」にいたところを ねえねえ 君・・・ |
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写真・文 坂井ルミ |
春の予感 | シースルーの軽やかな ワンピース 深いV衿に 花のモチーフをプラスすれば 春の風に揺られて 心もはずみます |