春ですね。桃の節句お雛様の3月です。お雛様と聞いただけで心が晴れやかな気分になってきます。でも、我が家ではここ何年もお雛様を飾るのをさぼっています。あれは娘たちのお雛様・・・と言い訳をしながら・・・
近年お気に入りのお雛様を購入して飾られる熟年女性が多いと聞きます。何段もあるお雛様ではなく、お内裏様とお雛様だけ。きっと大切に愛しみながら毎年飾られていることでしょうね。
私にもお雛様があります。とは言っても、祖母のお雛様が母のものになり、それが姉と私のものとなり3代に引き継がれてきたお雛様です。
幼かった頃、母が四苦八苦しながら御殿を組み立て、お雛様を飾っているのを、ワクワクしながら眺めていたのを思い出します。ネズミに鼻をかじられ無残なお顔になってしまわれたお内裏様、お雛様の冠についた小さな玉とそして上品なお顔、緋の袴の三人官女、凛々しい姿の右大臣と左大臣。でもなぜか五人囃子はいなかったっけ。
当時は旧暦の4月がお節句でした。色とりどりに咲きほこった花を摘んでは、お雛様に飾ったことも思い出します。学校は春休み中、心はのんびりとしたでもどこかウキウキとしたくなる桃の節句でした。
そのお雛様、今は実家の暗い蔵の中で何十年も入ったまま。「今年も出してもらえなかった・・・」と呟かれている声が聞こえてきそうです。
心浮き立つ弥生に、ホットな話題をひとつ。3月7日(金)〜11日(火)に江南市のギャラリー「風の実」にてニット展を、また、8日(土)にはミニショーを開催します。
そして、3月から第1・3土曜日に編物教室を開きます(講師は川勝弥生さん)ショーは、パラグアイのハープ“アルパ”の調べにのせてニットを紹介します。アルパを演奏して下さるのは、奥村陽子さんです。お二人のお子様のママになられてから、アルパを勉強されたチャレンジ精神旺盛な素敵な女性です。
また、オカリナの調べでも、ニットを紹介いたします。薦田さんご夫婦がオカリナを演奏して下さいます。
この2月に初めてお会いしたばかりの奥村さんと薦田さん。すっかり意気投合してトントン拍子に話が運び、こんなコラボレーションを開催することになりました。
また、3月から「風の実」で編物教室を開かれる“川勝弥生さん”をご紹介しておきましょう。
川勝さんは、手編み講師の資格をお持ちの優秀な方です。我が教室では、皆さんのまとめ役、私のよきアドバイザー的存在です。
この春は、華やかなお雛様以上に華やかな皆さんと楽しめそうです。お蔵入りのお雛様たち、私達だけ春を満喫してしまいそうです。ごめんなさい。
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