アジサイが可憐に咲いています。ジトジトとした梅雨空でうっとうしくなりがちな私達に、神様がプレゼントしてくださった花なのでしょうか。 2年前に他界した母の遺品を整理していましたら、私が中学生の時に編んだポーチが出てきました。ピンクとグリーンのモチーフを編みつないだ10p×20p四角のとても上手く編めたとは言えない代物ですが・・・ その中には袱紗と懐紙が入り、母の茶道具の収納ケースの中から見つかりました。 遠い記憶をたどれば、編物が好きだった私は、残り糸の中からこの2色の糸を選び、細いレース針でコツコツと一枚一枚モチーフを編んだのを思い出しました。そしてモチーフとモチーフはベージュ色の糸で編みつなぎ、周りもその糸で編んでいました。でもそのベージュは、今は薄汚れた茶色に変色してしまっています。 また、ファスナーを付けるのが難しく、手に汗をかきながら一針刺すごとにギシギシと音が出たのも思い出しました。そしてそのファスナーは、今でもスムーズに動き充分収納する能力があります。でも、よーく見ると母が繕った縫い目があり、ファスナーをジャージャーと動かしながら、母が大切に使ってくれていたのだと感慨深くなりました。 このポーチを編んだ中学生時代が、私の編物元年になるのでしょうか。ただただ「編物が好き」と純粋に無我夢中で編んでいたのでしょう。そして、完成した時の喜びが、今の私を支えているのでしょうか。 でも、今はあの編物に対する純粋だった気持ちをどこかへ置き忘れてしまったのでは、と反省する時がたまにあります。 時間に追われ心の余裕がなくなった時でしょうか。そんな時に には、初心を忘れないように、このポーチと語り合うことにしましょう。母が大切にしてくれていたポーチは、私の大切な宝物になりました。 |
先月号でお知らせいたしました広瀬光治さんの講演会の問い合わせがありましたので,詳細をお知らせいたします。各務原市の「らららカレッジ」の4回の講演会の内の3回目に登場されます。 ●テーマ・・・「夢を編む」 〜男らしさ女らしさというよりも自分らしさ〜 ●場所・・・・あすかホール ●日時・・・・9月13日(土) 13時30分〜15時15分 ●申込先・・・各務原市役所 男女輝き推進室(058−383−1361) 尚、1回目の講演は終了しましたが、2回目は、7月6日(日) 濱宮郷詞(困難を乗り越え強く生きる) 4回目は、10月25日(土) 林家卯三郎(男と女の助け合い分かち合い) です。 受講料は1,000円。4回の講演会を聞くことができます。ぜひお出かけください。 |
Fukiko
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「森の妖精」 ついに、憧れの鳥「サンコウチョウ」 に出会えました! その鳴き声が 「月 日 星 ホイホイホイ」 と、聞こえることから 「三光鳥」と名付けられたそうです。 コバルトブルーに縫い取られた 目と口ばし 木々のはざまを 長い尾をヒラヒラさせながら飛ぶ姿が、 私には「森の妖精」に見えました。 そんなことを感じながら・・・ その尾っぽ ちょっとじゃまにならないかなあー? とも思ったりして・・・ |
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写真・文 坂井ルミ |
衿と袖口に |