Sing... うたう             
 今年も待ちに待った桜の季節がやってきました。心もウキウキ春爛漫の毎日ですね。
皆さんは、どこかへお花見に行かれたのでしょうか。私は本格的なお花見には行っていませんが、
近くの公園・神社・堤防など楚々と咲いている桜を眺めては楽しんでいます。

 毎年そんな観桜を楽しんでいる私ですが、桜の思い出はたくさんあります。
 まず小学校の思い出からです。私の母校の名は、「桜丘小学校」と言い、名前の通り敷地全体が桜の木でぐるりと囲まれた学校でした。そしてこの時期、学校を遠くから眺めると、ふんわりとしたピンク色の小山のようになり、背景の緑の山や周りの田畑の中にぽっかりと浮き、その景色の美しさは、今でも思い出されます。
 毎年新学期を迎えた時の、少し緊張したそして不安な気持を癒してくれたのは、あの桜の花のように思います。明るい陽ざしの校庭でサラサラと散る桜の花びらを松の葉に、一枚一枚刺しては新しいクラスメイトと見せあったり、また花吹雪の中で花びらを全身に浴びながら、ピンク色に染まっていく校庭をいつまでも眺めていたことも思い出しました。
 
 次は中学校の思い出ですが、それは登下校の堤防に咲いていた桜です。新学期を迎えた新たな気持ちに、乙女の淡い恋心の思い出がプラスされていました。憧れの君を思いながらの登下校は、心ウキウキ胸キュンキュン、見事に咲き誇った桜に恋慕を成就させた我が身を投影させて・・・でもハラハラ散っていく桜のように淡い恋も散り、それは少し灰色がかった桜の思い出でした。
 
 高校の思い出は、大学受験の桜です。実際のところ1月〜3月の受験の頃は、とても桜のシーズンとは言えませんが、受験生の私には、入試の合否で桜が咲いたり散ったりしたのです。学校に張り出される受験番号での合否のほかに、今はインターネットなどハイテクな通知方法がありますが、私の時代は電報が主流だったのです。テレビドラマなどで「サクラサク」「サクラチル」の電報文で放映していたのを見て、ドラマの世界の話だけだと思っていました。でも実際に同じ文面の電報が配達されてきた時には「本当なんだ!」と驚きました。そして、その最初に届いた電報が「サクラチル」で、悲しいショックの桜の思い出でした。

 うれしい時、楽しい時、悲しい時など今まで生きてきた中で、他のどの花よりも桜の花の思い出が一番多多いように思います。長い冬を過ごした後に迎える春に咲く桜の時期に、入学式など人生の節目の時期が重なるからでしょうか。
 さてこれからどんな桜の思い出のアルバムが増えていくのでしょう。楽しみな春の日です。 
Fukiko
 
春待ちニット展
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 先月6日〜10日、江南市のギャラリー“風の実”にて、「ハンドニットの会」のニット展が開催されました。
 レーシーなベスト・セーター・カーディー・ワンピースとギャラリー内は、春爛漫!
 ニットインストラクターの川勝弥生さんの丁寧な指導の賜物でしょう、素晴らしいニット達が、お越しくださった皆様をお迎えし、「春」をプレゼントしていました。
 
 川勝さんや生徒さんのお友達や案内状を頂いたから・新聞や雑誌アムウを見たからなど、たくさんの方が来場されていました。サークルが発足して1年目とは、とても思えない様なニットの数々に感嘆の声が聞こえていました。また、ギャラリーの心癒される空間とオーナー尾関さんの心温まる喫茶メニューの数々も、皆さんの心を虜にしていました。
 「お忙しい中、ご来場下さいまして誠にありがとうございました。これからも、ニット大好きな生徒たちと編み続けてまいります。
 来年も、皆様のお越しをお待ちしております。」との川勝さんの言葉でした。

 私からも心よりお礼申し上げます。 ありがとうございました。

今年も流行している

チュニックのベスト

バストラインで切り換えた

二つのレース模様がポイント

裾に配したビーズが

揺れています

ロングマフラーをプラスして
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