Sing... うたう             
 梅雨空に紫陽花が可憐に咲いています。うっとうしく感じるこの時期に、そんな気持ちを一掃させてくれる紫陽花は、神様からのプレゼントでしょうか。
 conv0070.JPG
 でも紫陽花といっても種類がとても多く、100種以上あるそうです。
 また土壌の酸性・アルカリ性の度数によって、花の色が変化するのは不思議、ですね。そして紫陽花といえば、やはりカタツムリが似会います。 幼いころ紫陽花の葉や枝に乗っているカタツムリを捕まえて角をツンツンと触って遊んだことを思い出しました。

 女子12楽坊やチェン・ミンが演奏している中国の楽器「二胡」を皆さんはご存じでしょうか。その哀愁を帯びた音色に魅せられる人は多いと聞きます。
その二胡を演奏されている岡崎市在住の「中村ゆみこさん」に、今年10月19日(月)のサクラヒルズのファッションショーに出演していただくことになりました。昨年ショーを見ていただき直ぐに快諾していただきました。二胡のBGMのショーは、きっと皆さまに楽しんでいただけるのでは、と思っております。
 
 中村ゆみこさんとの出会いは、 5年ほど前にあるパーティーで演奏されているのを聴かせていただいたのが始まりです。その時は言葉を交わすこともなく、遠くから演奏を楽しませていただいただけでした。その時の優雅に二胡を奏でていらっしゃる姿は美しく印象的でした。また、彼女のお友達の方から、プロフィールなどをお聞きし、徐々に私の心に彼女の存在が大きくなっていくのを感じました。そしてその方が「ゆみこさんのこと、よろしくネ。」と言われたのも心のどこかに残っていたのでしょう。
 それから約半年後、知人から「コンサートの演奏者を探しているので、誰か紹介してほしい」と連絡がありました。その時にあの「ゆみこさんのこと、よろしくネ。」の言葉を思い出したのです。早速彼女を紹介し、二胡コンサートが開催されました。コンサートは大成功でした。
 でも彼女と初めて言葉を交わしたのは、コンサートの打ち合わせの時。お互いに面識もなくコンサートの話を進めていった私、それに答えて下さったゆみこさん。おそらく二人とも少し冒険心があり、ちょっぴり無謀なところがあり、好奇心旺盛なところがある性格だったから実現したコンサートだったのかもしれません。でも彼女は明るくて素直でとても好感のもてる女性、 そして二胡を愛し努力を惜しまない女性です。
              
 今回そんな素敵な彼女とコラボレーションできることに、今からワクワクドキドキしております。今年のショーのタイトルは
「煌 ニット物語」。二胡奏者のみならず、妻として・母として・人として日々煌いていらっしゃる彼女にピッタリのタイトルだと思っております。
 もしあの時、「ゆみこさんのこと、よろしくネ。」の言葉を聞いていなかったとしたら・・・自分の思いを言葉にして発することの大切さを感じたゆみこさんとの出会いでした。ショーまで3か月余り、当日皆様に大いに楽しんで頂けるよう日々ニット作りに励んでおります。
Fukiko
 
 皆様には毎月私のつたない文を読んでいただきまして、誠にありがとうございます。
 毎月望んでもおられないお便りを差し上げていいのかしら?思いながらポストに投函しております。でも、投函してしまうとそんな思いは何処へやら、またひと月経つとポストにエイ・ヤーと投函するのです。ほんと皆様には、ご迷惑な話です。
  
 このSingを書き始めてから早6年以上過ぎました。毎月初めに皆様のお手元にお届けできるように、月末からパソコンに向かっております。それも、小説家のようにポーズをとって・・・とはいかず、知識のなさconv0051.JPGを嘆きながら、ウンウンを唸りながらキーボードをたたいております。
 「来月号はこの話題を書こう」「面白い話だ。これも書こう。」と日常に思っているのですが、いざパソコンの前に座ると、全然違う話題を四苦八苦しながら綴っていて自分自身の気持の移ろいの速さに驚いてしまいます。つまりは、気まぐれということでしょうね。
  
 でも、こんな私に感想や励ましの言葉を送ってきて下さる方がいるのです。
 もう感激!!の一言、頂戴したお便りを何度も何度も読ませていただいております。
 そして、また頑張って書かなくっちゃ!!と思うのです。
  
 でもでも、こんな気まぐれな私の文はもう結構と思っていらっしゃる方は、遠慮なくおっしゃってくださいませネ。
conv0056.jpg    conv0072.jpg
優美なラインのロングドレス