Sing... うたう             
 11月に入り、紅葉の美しい季節となりました。そして、秋の味覚を楽しめる食欲の秋でもありますね。自然・食欲・文化などに親しむことのできるこの季節です。

 先月のサクラヒルズのファッションショーにご来場下さいました皆さまに、指編みのアクリルエコたわしと四国の四万十川の伊藤おばさんが考案されたエコバッグをプレゼントいたしましたところ、そのエコバッグが大好評でした。

 今年の春に、伊藤おばさんが新聞紙を器用に折り、エコバッグを作られるテレビ番組を見ながら、ショーのプレゼントとして皆さんに差し上げると、喜んでいただけるかもしれないと思い、早々に「四万十川道の駅」から作り方を取り寄せました。
 そのバッグは日本の新聞で作ってあり、作り方は少々難しそうですが、私にも作れそうでした。でも英字新聞の方が「オシャレなのでは・・・」という生徒達のアドバイスもあり、英字新聞で作ることにしました。1つのバッグを作るのに3枚の新聞紙が必要です。バッグを250枚作るには750枚の新聞紙を準備しないといけません。でもその英字新聞をどこから調達してくるかが問題です。我が家はもちろん生徒達も、英字新聞を購読している人はいません。
 
 ここからが英字新聞調達顛末記です。在住の市の図書館に問い合わせましたところ、快く購読後の新聞をわけていただけるお返事をいただきました。でもウィークリーなので月4部しかないとのこと。それではとても10月のショーまで間に合いません。しかたなく近隣の市にお願いしましたら、近日中に1年分の新聞を廃棄するので分けていただける、とのお返事を頂きました。喜び勇んで館長さんにご挨拶に行きましたが、後日「もう廃棄してしまっていた。」とのつれない連絡。「ほんまかいな!?」と落胆しながらも、また他の市に問合せたところ、1か月分ずつ自由に来館者に差し上げているとのことを聞き、主人が貰いにいってくれることになりました。しかしそれでも750枚には到底追いつきません。
 思案に暮れていたある日、私の親しくしている方のご主人が翻訳家だということに気が付いたのです。早速お願いしましたところ、「たくさんありますから、お分けしますよ。」との嬉しいお返事をいただき、やっと胸をなで下ろすことができました。そしてたくさんの英字新聞が宝物のように机の上に輝いたのです。
 その英字新聞を使って生徒に試作品を作って貰いながら、伊藤おばさんのエコバッグに少しでも近づけるよう試行錯誤を繰り返し、8月の初旬に、生徒達と250部完成することができました。でも、途中あまりの大変さに「誰がこのバッグを作ろうと言いだしたの?」と自問自答しながら、英字新聞を提供してくださった方や、協力してくれた主人の手前、途中放棄する訳にもいかず、無口になってしまったこともありました。でも生徒達と協力し合いながら、250部完成させることができたのです。(右の写真がそのエコバッグです。)
                
 来年のプレゼントは、何にしようかな・・・
Fukiko
 
丹菊三和子ニット展
11月20日(金)〜23日(祝) 10:00〜17:00
ギャラリー風庵にて
 私が教室を開いてから23年、その時から休まずに教室に通って来て下さっている丹菊三和子さんがニット展を開催されます。
 丹菊さんのご長男は、プロのドラム奏者であり、テレビなどで活躍されています。
 皆さんに親しまれている日曜日の午後のNHKのど自慢では、出場者のバックで軽快にドラムを演奏されています。おもに東海地方からの放送の場合に出演されています。
 きっとご覧になった方も多いのではないでしょうか。そののど自慢では、丹菊さんがその日のために製作されたニットを着て出演されています。おおよそ10年以上前からニットも一緒に出演しているのです。
 今回、そのニットたち約50点を展示されます。また最終日の11月23日(祝日)には、午後2時から即売会を開催されます。ぜひ、お出かけ下さいますようお願いいたします。

                  
アオザイ

 10月19日(月)サクラヒルズのファッションショーで二胡とシンセサーザーを演奏してくださった中村ゆみこさんとささはらなおみさんです。
                    
当日は、演奏のみならず私が製作したアオザイを素敵に着こなして、中村さんは二胡を演奏しながら、ささはらさんは扇子を揺らしながらモデルとして出演して下さり、オープニングに花を添えて下さいました。