Sing... うたう             
 新年明けまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
皆さまは、新年を健やかにお迎えになられたことと思います。
お正月3が日は、雪がちらつきとても寒い日が続きましたが寅年の今年は、どのような年になるのでしょうか。
明るい話題がいっぱいの1年になるといいですね。

 私の新年は、昨年末22日〜29日のスペイン旅行の時差ボケと疲れで、新たな気持ちで新年を迎え・・・という状態ではありませんでした。帰宅後大掃除をして、お節を作ってと計画していたのですが、ほとんど計画倒れ。体が思うように動かず、というのは言い訳で、気持ちが動かなかったのが正直なところです。
新年をこんな状態で迎えていいのかしら?と後ろめたい気持ちになりながら、「どこかで挽回しますのでお許し下さい。」と初詣に行き、神様にお詫びしてきました。

 そのスペイン旅行ですが、行きの飛行機がヨーロッパを襲った大雪の影響で、4時間遅れとなりました。ヘルシンキで2時間の待ち合わせでバルセロナ行きに乗り継ぐのですが、その飛行機にはとても間に合いそうにありません。添乗員さんが「予定の飛行機には乗れないと思います。そうなるとヘルシンキ泊になり、バルセロナ観光はなしになりますが、今旅行をキャンセルされてもかまいません。どうされますか?」との言葉。「そんな〜バルセロナ観光を楽しみにていたのに・・・」と思いましたが、教室を休みにして喜び勇んで家を出てきたのです、ここで断念する訳にはいきません。バルセロナ観光だけがスペイン旅行じゃないし、ヘルシンキに泊まるのもいいかもしれない、と思い「行きます。」と返事をしました。

「どうしよう、言葉がわからないのに、パリ行きの飛行機に乗り継ぐことできるかしら?」
「4時間?大学の講義が受けられるかもしれない。」「待つのに疲れちゃう!」「お腹すいたー」
などなど、同じ飛行機に乗る人達のいろいろな声が聞こえてきました。
 さて私はと言えば、「編物ができる!数独ができる!本が読める!」でした。早々にラウンジに行き、毛糸・針を取り出し編みはじめ、それに飽きたら次は数独や読書です。もう私だけの世界が楽しめます。日々の生活では、家事や仕事・電話や来客の応対などじっくりと腰を据えてーということができないので、このような時間はとっても嬉しいのです。長時間の飛行機は苦手という言葉をよく聞きますが、私は大好きなのです。まとまった時間をどのように過ごすかを考えるだけで、ワクワクしてくるのです。編物はかどりました。数独堪能しました。本たくさん読めました。
 さて、バルセロナ観光ですが、ヘルシンキからの乗り継ぎ便も遅れていて、運よく乗り継ぐことができスケジュール通り楽しむことができました。でも少しだけヘルシンキで泊まることを、期待していたのですが・・・。

 海外旅行の必需品のパスポート カメラ お金などのほかに輪針 かぎ針 毛糸 鉛筆 消しゴム 数独 本 は私の旅行必須アイテムなのです。このアイテムですが、帰りの飛行機も3時間半遅れとなり、大いにその力を発揮してくれました。
Fukiko
 
乗ってない?
 スペイン旅行は、途中雨に降られたことと一つだけのアクシデントを除いて、何事もなく無事帰国することができました。そのアクシデントとは、セントレア行きの飛行機に主人のスーツケースが乗っていなかったことです。どうやらヘルシンキで積み残されてしまったようです。ひょっとしたらもう少し旅行を楽しみたかったのかな?

行きのバルセロナ到着時に、現地のガイドさんが、ツアー客全員のスーツケースがあるのを確認して「運がいい」と言われました。ヨーロッパの大雪のため飛行機の運航の乱れはもちろんですが、積み込み作業が大混乱し対応しきれなかった荷物が飛行場にたくさん溢れているとのこと。現に同じ飛行機に乗っていた大阪からのツアー客30人分のスーツケースが、乗っていなかったのです。他のツアー団体も同様で、その手続きのため2時間以上飛行場で足止め状態になったとのこと。私は「幸運だった!」とその時には思ったのですが、その洗礼を帰りに味わうとは思いもよりませんでした。

 セントレアで、不明スーツケースの手続きをしました。その時に威力を発揮したのが、不測の事態のことを思って撮影しておいたスーツケースの画像でした。係員にこれを見せるだけで手続きがスムーズに進みました。スーツケース・ベルトの色や特徴、鍵の種類、持ち手、メーカーなど一目瞭然でした。
添乗員さんのアドバイスでは、2人連れの場合は衣類を半分ずつ分けて入れておくと、どちらかのスーツケースが不明になっても安心だとのこと。
また、衣類は現地調達できるけれど、旅の思い出を記録しておくデジカメの充電器は難しいので、手荷物に入れておいた方がいいとのことでした。

 不明だった主人のスーツケースは、お土産と洗濯物を詰め込んで、元旦に無事帰国してきました。
アラン模様の

チュニックセーター

モノトーンのグラデーションが新鮮

アームウォーマーをプラスして