Sing... うたう             
 とても暖かい日が続き、一気に春が来たような陽気です。
これから一雨ごとに暖かくなっていくのでしょう。今月末には、桜前線も北上してくるのでしょうね。心も桜色になるようなウキウキした気分になる今月です。

 そんな陽気の中、バンクーバー冬季オリンピックの選手達の活躍に、連日こころ熱くしておりました。4年前のトリノオリンピックでは、荒川静香さんの活躍が印象に残っております。あの「イナバウアー」という言葉が流行しました。

 今回は、やはり浅田真央選手とキム・ヨナ選手のフィギア対決に釘づけとなりました。共に9月生まれの19歳、身長もほぼ同じ、そしてスケート技術もその美しさも同じような2人に世界の注目が集まるのは当たり前のことなのでしょうね。
 ショートプログラムの真央ちゃんは、これまでの実力を如何なく発揮し優雅に力強く滑っていました。そんな姿を見ていると、なぜか涙が溢れてきてしかたありませんでした。今季に入ってスランプに陥り、これまでのような成績が残せなくなり、オリンピック出場も危ぶまれていました。そんな危機を克服して代表を勝ち取った真央ちゃんは、そんな苦しみがあったことを感じさせないような華麗な演技でした。そして真央ちゃんらしい曲と演技で見ている人を魅了させてしまっていました。そう私の涙は、“感動の涙”だったのです。

 でもフリーでは、緊張している様子が画面を通して感じられました。そんな心の隙をついてでしょうか、後半にジャンプの失敗をしてしまい、残念な結果となってしまいました。演技後のインタビュー時の涙は、金メダルが取れなかった悔しさなのか、自分自身に対する悔しさなのかしばらくの間声を発することができませんでした。そんな真央ちゃんを見て、私ももらい泣きをしてしまいました。

 でも、翌日には直ぐに気持ちを立て直し、「4年後のソチオリンピックを目指します。」と宣言した真央ちゃんは、次の目標に向かって歩みはじめました。さすが世界を舞台に戦う選手ですね。
 4年前の荒川静香さんは、“美・技”はもちろんですが、そこに得点に反映しないけれどイナバウアーという“自分らしさ”をプラスし人に感動を与えた金メダルだったと思います。
それに引き替え、今回のフリーでは、以前のいきいきとした真央ちゃんらしさが少し足りなかったのでは・・・と思いました。重厚過ぎる曲がそうさせたのか、自分のものにしきれてなかった演技内容だったのか、素人の私にはわかりませんが、もう少し“自分らしさ”がプラスされていれば、その結果も少し違っていたかもしれません。
                   
 4年後のソチでは、“自分らしさ”をプラスして、優雅で華麗で気品の溢れた輝く真央ちゃんを見てみたいと思いました。そして、喜びの涙を流す真央ちゃんを見てみたいとも思ったオリンピックでした。
                   
 感動連続のオリンピックは、やはり世紀の祭典でした。
Fukiko
 
春待ちニット展
 第2回「古知野東公民館ハンドニットの会」のニット展を、今年も開催いたします。
  
 今回も「ギャラリー風の実」でのニット展です。昨年は、初めてのニット展でしたが多くの皆様にお越しいただき、会のメンバーの喜びもひとしおでした。

 今年も、ニット大好きなメンバーの力作が、皆様のお越しをお待ちしております。
   
 またギャラリーオーナー尾関正子さんの心のこもったメニューの数々もお楽しみくださいませ。

ニットインストラクター・川勝弥生

すてきなミセス

 
 今年もヴォーグ社出版「すてきなミセス」の表紙に、私のデザインしたニットが掲載されました。
もうすでに全国の書店に並んでおります。お立ち寄りになられました際に、
手に取ってご覧いただければ嬉しく思います。