爽やかな風が、頬に心地のいい季節です。 山々の木々は、緑色に輝き風に揺れています。 一年の内で、いちばん過ごしやすい季節でしょうか。 先月末に、宮崎県にNAC(日本編物文化協会)の総会出席のため行ってきました。1年前に決定していた宮崎開催は、元気な宮崎を見てくるいい機会になるかもしれないと期待していました。でも、今年になって、「口蹄疫」が蔓延し何十万頭もの牛や豚の殺処分を強いられ、大変な宮崎になってしまいました。 2007年からの東国原知事のマスメディアを活用しての宮崎物産の売り込みが功を奏して、マンゴー、チキン、牛肉、キュウリ、ピーマンなど全国的に知名度がアップしてきていた矢先のこの騒動です。本当にお気の毒としか言いようがありません。 名古屋から1時間あまりで宮崎空港に到着しました。毎日ニュースで見聴きするような緊張感はなく、おそらく消毒マットが私達の歩くところに敷かれていたのでしょう、すんなりと空港をあとすることができました。でも、高千穂へ行く道路の各所での通行車両の消毒に遭遇すると、ことの大きさを実感せずにはいられません。特に一番被害の出ている川南町付近での、農業用車両への入念な消毒液散布を目の当たりにした時には、その思いをいっそう強くしました。 バスのガイドさんの話では、農業用車両の通行を制限されている地域では、牛や豚の飼育農家だけではなく、野菜栽培農家も野菜の集荷ができずに困っているとのこと。宮崎県の農業全体が危機に瀕しているとのことでした。 休館して少しでも口蹄疫の広がりを防ごうとしている観光施設、宮崎への修学旅行を延期した近隣県の学校など、観光にも影響が出てきているようです。青島のお土産物売り場の店員さんは、「観光客が少なくて・・・」と淋しそうでしたし、タクシーの運転手さんは「暇でねー」と言葉少なでした。 県内に高速道路が通っていない宮崎県。九州新幹線も通らなかった宮崎県。九州の他県から取り残されたような宮崎県。新婚旅行のメッカだった昭和30年頃の元気な宮崎を取り戻そうと、「どげんかせんといかん!」と知事なられた東国原知事の頑張りは、目を見張るものがあります。そして今回の騒動での知事さんの一生懸命さも胸打たれるものがあります。 そんな知事がおられる県庁に行ってきました。昭和7年に建てられた県庁は、正門に大きなフェニックスが植えられ、歴史を感じさせる重厚な建物でした。 来庁者は自由に見学することができ、運がよければ知事さんに、お会いすることはできるそうです。 玄関には、口蹄疫義援金箱が置かれ、来庁者のほとんどが寄付をされていて、私もほんの気持ちですがしてきました。私ができる支援は、この寄付とお土産を買うことで宮崎にお金を還元することかもしれないと、いつもの旅行よりたくさん購入してきました。 神話の里宮崎、神様が救って下さることを願いつつ宮崎を後にしてきました。 |
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Fukiko
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今秋のニットルームカトウのイベントのお知らせ | ||
サクラヒルズファッションショー・麗ニット物語 | ||
今年も二胡の中村ゆみこさん、シンセサイザーのささはらなおみさんと 共にニットを披露いたします。 10月19日(火曜日) 10:30〜11:30(1回目) 14:00〜15:00(2回目) ランチあります(希望者) |
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麗ニット展 in 風庵 | ||
ファッションショーで披露したニットを展示します。 即売あります。 10月22日(金曜日)〜10月26日(火曜日) 10:00〜17:00 |
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おしゃべりサロン in 風庵 | ||
「音夢」のヴィオリラと大谷泰史さんのピアノと共にニットのミニショーあります。 皆さんとおしゃべり・音楽をたのしみましょう。 10月23日(土曜日) 14:00〜 |
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白と黒の 斜め編みのセーター 都会的な センスがひかる サマーニット |