Sing... うたう             
 10月に入っても暑い日々が続いておりました。
やっと秋が訪れたかとホッとしたところに、冬のような寒さとなり驚いてしまうこの頃です。日々の気候の変化に体が対応できず、風邪を引いてしまわれた方が多いと聞きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 「秋の日は釣瓶落とし」と言われますが、本当に夕暮れの速さにびっくりしてしまいます。
 10月は、ファッションショー・ニット展だけでなく他の行事も目白押しとなり、充実した毎日を過ごしておりました。が、気が付けば11月となってしまっていました。一年の過ぎる速さも釣瓶落としの様に感じてしまいます。そうこうしている内に、師走となってしまうのでしょうか。

 「忙中閑有り」と言われる通り、忙しさの中でも時間的な余裕は少しあった10月でしたが、どうやら心の方は「忙中閑無し」のようでした。気が付けば世の中の動きに疎くなってしまっていたのです。尖閣諸島問題、名古屋市の署名問題、COP10 トリエンナーレなど、ここひと月間に取り上げられたニュースは、頭の上を素通りするばかり。それなら新聞をじっくりと読んで・・・とページを開くのですが、これまた目で文字を追うばかりで、内容を理解するのに時間が掛かって仕方ありません。結局は、途中でしんどくなり見出しだけで済ませてしまう状態でした。それならば「文芸春秋」を買ってきて、じっくりと情報を得ようと思いましたが、ほんの少し読んだだけで机の隅に置いたまま。やはり新聞と同じという有り様でした。この理解力の鈍さは、きっと日常的な情報の積み重ねの不足が原因なのでしょう。心の余裕の無さは、色々な物への好奇心が薄れてしまうものなのですね。

 「忙」という字は、心が亡くなると書きます。先日知り合いから「忙しそうね。」と言われ、自分では「そんなに忙しくないのに・・・」と思っているのですが、知人には、そのように見えているのでしょう。心を亡くしてしまうくらい忙しそうに見えてしまうのは、私の本意ではありません。優雅に見えてほしいのですが・・・

 見に行きたかったトリエンナーレも終了してしまい、芸術を鑑賞するチャンスを逃してしまいました。心の余裕の無さが招いた結果です。自分に反省することしきりです。
 
 心豊かに・・・私のこれからの課題です。
Fukiko
 
 「サクラヒルズファッションショー」と「風庵おしゃべりサロン」では、5人の 演奏者のご協力のお陰で成功裏に終了することができました。ショーでは昨年もお世話になった二胡の中村ゆみこさん・シンセサイザーのささはらなおみさんおしゃべりサロンでは、ヴィオリラの山田充栄さんと村上恭子さん・エレクトーンの大谷泰史さんです。
 美しい旋律の音楽がなくしては、どちらの会も実現することができません。
ご来場下さった皆様からは、「よかった!!」「感動しました!!」との言葉を頂戴し、5人の演奏者の方に感謝するばかりでした。

 来年は、どの方にお願いしようかと思案中ですが、きっと会場を盛り上げて下さる方に巡り合うことができると信じております。
来年も皆様のご来場をお待ちしております。
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中村ゆみこさん・ささはらなおみさん 大谷泰史さん・山田充栄さん・村上恭子さん・私
conv0005.jpg バスケット編みの

チュニックベスト

効果的に配された

段染め糸のグラデーションが

印象的

アームウォーマーをプラスして