Sing... うたう             
 新年明けましておめでとうございます。
 卯年の幕開けですが、皆様はどのような初春をお迎えになったのでしょうか。私は、大晦日に夜遅くまで起きていて、少し遅い目のお屠蘇のお祝いをいたしました。

 “断捨離”という言葉は、昨年12月に放映されたNHKクローズアップ現代で、初めて聞きました。ヨガの「断業」「捨行」「離行」という考え方を応用、不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れるというものだそうです。

 私もここ数年、いらない物を処分していかなくてはと思ってはいるのですが、一向に実行できていません。現に私のハンガーラックの横には、長年袖を通さなかった衣類の袋が、置かれたままになっています。袋へ入れた1年前には、処分しようと思い切って入れたのですが、ひょっとして着るかもしれない、もったいないと捨てられないでいるのです。

 このテレビを見ていて、これからどのような生き方をしていくかが断捨離を実行していく上でのポイントだと気付きました。例えばブラウス1着でもそれはいつ着るのか、回数は、着心地は、着回しは、洗濯はなど自分の生き方を考えながら、処分するかどうか決めて行くことが大切なようです。靴にしてもバッグにしても台所用具や家具にして然りで、その度ごとに自分と向き合っていかなくてはいけないのです。また、新しくモノを購入する際にも同じ事が言えるのでしょうね。
  
 先日ドミニク・ローホーの「シンプルに生きる」という本を読みました。この本にも、モノを過剰に所有することは止め、上質なモノを必要なだけ所有しましょう。少し高価かなと思っても自分にとって価値のあるものは長く使うが、とりあえず買っておこうと思って買ったものは、結局使わないガラクタになってしまうと書かれています。私にも、思い当たることが多々あります。編むかもしれないと思って買った毛糸、着るかもしれないとバーゲンで買った衣服、旅行先で買った置物、衝動買いした陶器などなど部屋のあちこちにガラクタになりそうなものが目につきます。
 また、ものだけではなく人への接し方、時間の過ごし方、心の持ち方も大切と書いています。そして、それらが上質なものかどうかを見極める「目利き」にならなくてはいけないとも書いています。「上質なものを、上質な場所で、上質な時間をかけて・・・」と。
 
 新年を迎え、シンプルに生きて行こうと誓った元旦でした。
 兎のようにピョンピョンと身軽に跳ねながら・・・
Fukiko
 
ランチタイムコンサート
 サクラヒルズのショーで二回演奏して頂いたダニエル・フォルローさんが、3月10日(木)に宗次ホールでピアノコンサートを開催され
ます。昨年に引き続き2度目の開催です。
 今回は、筝奏者の笹野大栄(ささのともえ)さんを特別ゲストに迎えての「洋と和の融合」コンサートです。笹野さんとは、今年祖国のチェコで開催される「劇場の世界」国際フェスティバルに参加される予定です。

 ダニエルさんは、2003年の結婚を機にヤナーチェク音楽大学助教授を辞して来日され、各務原市を拠点に日本とヨーロッパで演奏活動をされています。クラシックジャズ ラテンなど幅広いジャンルの演奏と作曲をされ、また電子音楽の専門書や記事を多々執筆されています。また、「倶楽部ダニエル通信」の発行や、「倶楽部ダニエル」の発会、「メルマガ通信」の発信と精力的に活動されています。
 ご家庭では、チャーミングで優しい奥様と、4歳の女の子と2歳の男の子の子育てに奮闘中です。

 コンサート詳細のパンフレットをご覧下さいまして、早春のひとときを楽しむコンサートにぜひお出かけくださいませ。
アラン模様を駆使した
Aラインのジャケット

分散減目をした身頃と
袖口から衿まで
編んだ模様がポイント

ファーのマフラーを
プラスして