例年になく厳しい寒さの続いた3月でした。春はすぐそこまで来ていながら、いっこうに春の足音を聞かせてくれない月でもありました。4月に入りやっと春の息吹きを感じられる季節となり、一斉に咲きだした花がまぶしく目に飛び込んできます。 3・11の地震・津波は、東日本に甚大な被害をもたらしました。毎日放映された津波の映像にただ言葉をなくすばかり。自然の力の凄さとなすすべのない人間の非力さも感じた映像でした。また被害になわれた皆様そして命を落とされた皆様にお見舞いと哀悼の気持ちを捧げることしかできない自分にも、もどかしさを感じています。 先週、群馬県高崎市に行く機会がありました。群馬県は震源地から少し距離があるからでしょうか、東海道・上越新幹線は平常通りに運行していて予定の時刻に到着することができました。 でも、東京駅はといつもの華やかさがなく、なんとなく暗く感じました。駅の構内には「節電のため照明を落としています。」「エスカレーターは一部休止しています。」「皆様も節電にご協力を。」との貼紙やアナウンスがありました。東京電力福島原発事故の影響からの電力不足を、少しでも解消することからくる暗さだったのです。 また、高崎市では、メインストリートを走る車がとっても少なく、奇異に思って人に聞きますと、「1日にガソリンを10リットルしか給油できない。」「無駄な乗車は極力止めて、必要な時のためになるべく乗車しないようにしている。」と話され、また、「さほど必要もないのに乗るのが悪くて・・・」とも話されました。また計画停電の指定地域に入っているそうで、私が訪れる前にも停電があったそうです。「見事にバチッと切れますよ。」とさして困った様子もなく話される言葉の奥に「被災者の方たちのことを思えば、これぐらいの我慢は何ともありません。」という気持ちが感じられました。東京都・群馬県だけではなく、近隣の県の人達もこの様な形できっと協力されているのでしょう。 中部地方にいますと、節電や停電・ガソリン不足などあまり感じる機会はありませんが、帰宅後は、なるべく車に乗らないよう、小まめに照明を消すようになりました。 未曾有の被害に遭われた皆様に、どんな形でお力になれるかと自問自答しています。何かのボランティアをと思いましたが、思い浮かばず、まずは義援金に協力することでしょうと、機会があれば募金箱に協力させて頂いております。今はこんなことしかできない情けない私です。「心は見えないけれど、心づかいは見える。思いは見えないけれど、思いやりは見える。」とACのコマーシャルで言っています。 いつか「心づかい 思いやり」で・・・と思っています。 被災された皆様が、「人と人の絆に救われている」と言われていました。「いつもは見えない絆が、今回のことで見えました。」とも。 「絆」いい言葉ですね。 |
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Fukiko
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マイエンザ | ||
先月号でマイエンザについて掲載しましたところ、お問合せ下さった方がありました。販売しているところが、全国で数箇所しかなく、入手しにくいと思いますので、今回はご自宅で作る方法をご紹介いたします。 |
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レーシーな ドルマンスリーブ ネックから並んだ リーフ模様がポイント 明るいオレンジ色が 爽やかです。 |