さつき五月、新緑の季節です。花粉症で目が痒く、頭もボーっとしてスッキリとしない日々が続いておりましたが、青葉若葉の季節となり、やっと心身共に元気になってきたように思います。 先日、京都へ小旅行に行ってきました。 桜がまだ名残惜しそうに咲いていた祇園は、京の雅な佇まいが残り、また白川沿いの街並みは、しばし喧騒を忘れさせてくれる場所でした。その景色の中で堪能した京料理の数々と、白川を望む窓辺に訪れてくれた「青鷺」は、ほっこりとした気分にさせてくれました。 そこから南へ車を走らせ、伏見を散策してきました。京都市の南東部に位置する伏見は、秀吉が築いた伏見城の城下町だそうです。神社仏閣、酒蔵、名所史跡などが多く、城下町・門前町・港町としての風情が残る落ち着いた雰囲気の街でした。 幕末動乱の歴史的舞台のひとつ「寺田屋」を訪れ、坂本竜馬やおりょうが過ごした空間にしばし浸りながら、激動の時代を過ごした人々の想いを感じてきました。この寺田屋は、元々船宿として開業し多くの人が行き交う場所だったそうです。そして、現在でも宿泊可能だそうですよ。 この様な歴史のつまった空間で過ごし、先人たちの想いに触れるのもいいかもしれませんね。 また掘割に沿って立ち並んだ黒壁の酒蔵は、趣きのある独特な情緒を醸し出していました。 その掘割には、観光用の十石舟や三十石船が浮かび、ゆったりと行き交っていました。おそらく当時は、お酒をはじめとして様々な物資・人々を乗せた船が頻繁に行き交っていたのでしょう。 そして伏見と言えば「お酒」です。そのお酒は、「伏水」と言われる上質の地下水を利用して、江戸初期から酒造りが始まったそうです。銘柄は50種類以上にのぼるそうで、「月桂冠」や「黄桜」が有名です。私が訪れたのは、月桂冠大倉記念館。明治初期の建物を利用して開いたお酒の資料館です。館内では、昔の酒造りの道具などが展示してあり、きき酒もできました。お土産に購入した「スパークリング日本酒」は、シャンパンのようで美味しかったですよ。 また黄桜酒造では、この時期「黄色の桜」が鑑賞できるそうです。 2時間の散策では、ゆったりとした気分とは言えませんでしたが、次の機会には、舟に乗り堀割から景色を楽しみ、ゆったりと散策してみたいと思いました。 「日本って、いいなあ!」「京都って、いいなあ!」と感じた春の一日でした。 |
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Fukiko | |
燦ニット物語 in サクラヒルズ |
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今年も迎賓館サクラヒルズにて、ニットショーを開催いたします。 昨年のショーで素晴らしい演奏をお聴かせ下さいました ヴィオリラの山田充栄さん・村上恭子さんとシンセサイザーの大谷泰史さんに、今年も出演していただきます。 日時/ 2012年10月16日(火) 午前10:30~/ 午後2:00~ ランチ/ サクラヒルズバンケットにてランチコースをご賞味下さいませ。(希望者) |
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先月、中山道鵜沼宿脇本陣にて開催いたしました「風に誘われてニット」に多くの方々がお越しくださいました。 |
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モチーフを糸を切らずに |