Sing... うたう          Oct. 2012    
 10月に入り、秋を感じさせる爽やかな毎日が続いております。
 今私の住んでいる岐阜県では、清流国体が開催され、日本全国の選手の皆さんが集い、秋空のもとで競技をされております。スポーツの秋ですね。

 この夏に酷いめまいと吐き気で体調を崩してしまったと先月お話いたしました。その後、体調は以前の状態に戻り、またいつもの日々を過ごしております。でもあのような苦しい体験をぶり返さないよう、日々体と相談しながら生活をしております。

 あの時の苦しい体験をした時から、私の心に少し変化がありました。人は生まれてから確実に死に向かって生きていっております。そしてその死は遅かれ早かれ平等に誰にも訪れ、避けては通れないことです。また60才になると、これまで生きてきた年月よりも、これからの年月の方が確実に短いということも事実です。この様なことは頭では解っていても、はっきりと実感したのはこの夏でした。体力が落ちてきていることの上に、記憶力・判断力など○○力といわれるものが、鈍くなってきていることを実感し、これからの生き方を考え直すようになったのです。
 
 私と同世代のタレントの三宅裕二さんが、椎間板ヘルニアの手術をされ、3ヶ月間活動を休止されていました。その休みの間にいろいろと感じるところがあり、これまで自分に培ってきたものを後進に伝えて行くのがこれからの自分の使命ではないかと思われ、元気に復帰された今は、着実に実行されているそうです。
 また歌手の矢沢永吉さんは、60才前後の1年間ミュージシャン活動を休み、自分を見つめ直されたそうです。そして、自分には「やはり歌うことしかない」と思われ、再び新しいステージ作りに意欲を燃やされ歌われるようになりました。

 「夢は見るものではなく叶えるもの」といいます。私には、たくさんの夢があります。その夢の一つに「今までとは違ったニットのパフォーマンスをお見せできるようにする」というのがあります。その夢をどのような形で表現できるかはまだ霞がかかった状態ですが、実現に向けて歩み出して行こうと思っております。そのためには、矢沢さんのように今一度自分を見つめ直す
期間が必要なのでは、思うようになりました。またいろいろなものをチャージする時間も必要なのではと思うようにもなりました。ここしばらく燃料補給の時間です。
 また三宅さんのように、編物技術を後進に伝えて行かなくてはいけないことも実感しております。幸いなことに、日本各地で編物の講習会を開く機会に恵まれ、今多くの皆様にお伝えつつあり、教室の生徒達にはもちろん多くの皆様と共に歩んでいっております。
 
 60才は折り返し地点とよく言われますが、色々な意味で自分を見つめ直し、新たにスタート地点に立たせてもらえる年令なのかもしれません。赤いチャンチャンコを着てこれまでの人生を振り返る年でもあり、生まれ変わる年なのかもしれません。それは長い人生の中でのターニングポイントの年になるのかもしれませんね。
Fukiko
おしゃべりサロン
 10月20日(土)午後2時からギャラリー風庵にて「おしゃべりサロン」を開催いたします。今年は、バイオリニストの濱島秀行さんとピアニストの内田有紀さんをお迎えし、皆様に秋のひとときをお楽しみいただきます。
 
 

 濱島さんは、愛知県豊橋市出身。5歳からバイオリンを始められました。高校時代のある日、ピアニストのお母さんとともに、老人ホームで唱歌や歌謡曲などを演奏されました。するとバイオリンの音色で利用者さんの表情が和らいでいくのを目の当たりにされ、「音楽ってすごい力があるんだ」と肌で実感されたそうです。

その体験から、音楽に関わる仕事につきたいと思われ、「音楽療法士」の資格を習得されました。その資格をいかして病院に勤務され、またバイオリニストとしても演奏活動を続けてこられました。

 現在は病院勤務を辞め、音楽活動をしながら音楽療法士として訪問診療をされています。

 穏やかな人柄から奏でられるバイオリンの音色で、聴く人の心が癒やされます。
おしゃべりサロン当日は、クラシックはもちろん様々なジャンルの音楽を演奏してくださいます。
トークあり、演奏あり、ニットショーありのひとときを、どうぞお楽しみ下さいませ。
皆様のお越しをお待ちしております。
サクラヒルズ川上別荘ファッションショー
10月16日(火)のファッションショーには、地元岐阜はもちろん大阪や三重・愛知と多くの皆様から
チケットのお申し込みをいただきました。

お陰様で   
午前の部は、満席
         ランチは、 満席
         午後の部は、残席わずか


となっております。お申し込みがまだの方は、早めに連絡を頂けますようお願い致します。