Sing... うたう             
 節分・立春が過ぎ、木々には芽吹きの準備が着々と進んでいるようです。
 春の訪れが待ち遠しいこの頃です。

 昨年開業した東京スカイツリーに行ってきました。2年前に訪れた時にはまだ建設中の“559m”。工事現場の外から金網越しに見上げながら、展望台からの眺めはいったいどんなものかしら?と思っていました。
完成した今は、“634(むさし)m”。450mの展望回廊からは、東京の街が遠くまで眺めることができました。登ったのは、ちょうど夕暮れ時。次第に暗くなっていく中、徐々に蛍の光の様に灯りが点り道路には光の川が、街は宝石を散りばめた様な美しさ、まさしく百万ドルの夜景でした。そして街の中にこんな高い塔を建ててしまうなんて、人間ってすごいなあ!と感動してしまいました。

 幕末の浮世絵師“歌川国芳”が、東京スカイツリーとよく似た建物を描いていたという話を、テレビで見たことがあります。国芳が描いたのと同じ場所に立ってみると、まさに同じ光景が目に飛び込んでくるそうです。果たして国芳は、180年後にそこに高い塔が建つと未来を予言していたのでしょうか?

 また、スカイツリーの近く向島には、三本柱の鳥居がある「三囲神社」あるそうです。二本柱の鳥居がほとんどですが、三本柱は日本全国数えるほどしかないそうです。その不思議な鳥居に似ているのがスカイツリー。スカイツリーもまた三本の柱で立っているのです。
地上は三角形ですが、上に向かって徐々に円形になり、なだらかな曲線のシルエットになっています。五重塔の心柱の構造や、日本の伝統的な建築に見られる“そり”や“むくり”を取り入れ優美な美しい姿となりました。
設計者によると、敷地面積が少なく三本柱で塔を支えるしか方法がなかったとのこと。後日、近くに三本柱の鳥居があると知った設計者は、大変驚かれたそうです。
 
 歌川国芳や三囲神社。東京スカイツリーはこんな不思議な縁に導かれ、そこに建てられたのでしょうか?ロマンを感じさせるスカイツリーです。
 次回は周辺の散策をしながら、ゆっくりとその姿を眺めてみたいと思っています。
Fukiko
おみくじ
 東京の浅草寺に、2年ぶりにお参りし、おみくじを引いてきました。ところがです、な・なんと“凶”が出たのです。生まれて初めてですよ“凶”を引くなんて。健康悪し、金運なし、仕事ダメ、旅行ダメ、待ち人来ず・・・と全てダメのオンパレードではありませんか。あまりにもショッキングな内容に、悲しむどころか思わず笑ってしまいました。でもこれが本当に身に降りかかってきては大変です。そのようにならないようにと、しっかりとおみくじを結び“観音様、どうぞお守りください”とお祈りをしてきました。
 
 それから数日後の雪がうっすらと積もった朝のこと、新聞を取りに行った際に「滑ってはいけない」と思った瞬間に、階段を踏み外し左足を捻挫してしまいました。日中はさほどでもなかったのですが、夕方から痛みが増し下に足をつけられない状態になってしまいました。「やはりおみくじは、当たっている!」と思いながら痛みに耐えていました。でも、翌日からは腫れはあるものの、痛みは次第に和らぎ3日くらいで無くなりました。
きっと「観音様のご加護のおかげ!」とホッと胸をなでおろしました。

 今は「どん底の凶が出ても、後は登って行くだけだからよかったのよ。」との友達の言葉を信じ、また「立春からは新しい年なのだから、凶の年はもう終わっている」。と勝手に解釈しながら「これから1年無事に過ごせますように」と願っているところです。
段染めの糸を

連続モチーフで

編み上げたセーター

スキー毛糸講習会で

好評を博したニット