秋も深まり、紅葉前線が少しずつ南下してきております。 　赤や黄色の色とりどりの紅葉が美しく、行く秋を惜しむがごとく色付いております。 　先日、その紅葉を愛でる旅に、東北にいってきました。 北海道へは何度も行っていても、東北は上空から眺めるだけ。最果ての未知の地という印象を持っていました。 当日は、飛行機ではなく新幹線を利用し、長時間の乗車となりましたが、車中から景色を楽しむことができ、いつもとは違いゆったりとした旅となりました。紅葉は、まだの所、見頃の所、既に冬景色の所もあり、様々な秋を楽しむことができ、遠くても身近な東北に印象が変わりました。 　 　その旅行中の朝の主人との会話は、「出た？」「まだ。」しばらくして「もう一度頑張ってくる。」「先にチェックアウトしておいて、今一度頑張るから。」です。そうトイレの会話なのです。 朝出すものを出さないと、一日中お腹が不快で楽しく観光ができません。ですから、何とか出発時間までに・・・と努力するのです。日常生活では、毎日の生活リズムの一つになっていますが、外出すると体のリズムが崩れてしまい、スムーズにいきません。ですから、二人で交互にトイレへの往復を繰り返しながらの先程の会話となるのです。そういえば、毎回この会話で旅の朝が始まっているような・・・。 久しぶりの夫婦の旅行、とてもロマンティックなムードとは程遠い、現実的な切羽詰った会話になっています。若い頃とは違い、いつからこんな風になってしまったのかしら？ 　 　このトイレに関わる極めつけの出来事を、この旅行当日朝に起こしました。トイレに行く時間を見越して早めに起床し、例の如くトイレを往復したのですが、体はまだ眠っているのか何の変化もありません。しかたなく電車に乗りました。ところがです。しばらくして急にお腹がグルグルとしてくるではありませんか。“なんとか我慢しなくては！”とお腹を押さえ、下車駅のトイレの場所を思い出しながら乗っていました。でも、とてもそこまで持ちそうにありません。 主人に「先に行って旅行手続きをしておいて。」と言い残し、一つ手前の駅で急いで下車、トイレに駆け込みました。・・・ホッ・・・。 　幸運にも、１０分後に次の電車に乗ることができ、出発時間までに間に合いました。心配そうに待っていてくれた主人でしたが、「出発する前から、なんだ！！」と、きっと悔やんでいたと思います。そして「よかった！間に合った、トイレも時間も！」との私の言葉に、返す言葉もなさそうに苦笑を返してくれました。 　スタートからハプニングを起こしてしまいましたが、紅葉の美しさが、しばしそのことを忘れさせてくれました。 左の写真は、冬には通行止めになる秋田県の山間部にある玉川ダムです。青い空と白い雲が、水鏡のダム湖に美しく写った風景に、魅せられてきました。
Fukiko
車中ウォッチ
先日の電車の中での様子です。私の目の前の横並びに座っている若者達のうち一人を除いて、全員がスマホを見ています。そして無言で画面を見ながら、指をシュッシュッと上下左右に動かしています。 一人二人はよく見掛けますが、横並びの光景は初めてです。一体何を見ながら指を動かしているのかしら？と思いながら眺めていました。 　スマホは携帯電話とパソコンが一緒になった便利なものだそうです。 使いこなせばきっと新しい世界が広がるのでしょうね。 　それにしても、つい最近まで、指でピッピッと押していた光景が、いつの間にかシュッシュッの光景に変わってしまっていました。 　そして、スマホ以外のもう一人の乗客は若い女性です。スマホの若者達の真ん中に座って、せっせとお化粧をしていました。この光景は、何年も前からから目にしていますので、さほど驚きはしませんでしたが、「スマホとお化粧」最近の若者の姿がそこにありました。 　また、車中にはおばさん達の賑やかな声が響きわたり、居眠りする会社員のおじさんの姿、高齢者の元気な姿など様々な人達と乗り合わせる電車は、退屈しませんでした。 車中ウォッチは楽しいものです。
		幅の広いテープ状の イタリア製のファンシーヤーンを らせん状に編みつなぐと、 ベストに変身してしまう マジックニットです。