Sing... うたう          June 2014    
 “ジューンブライド”欧米では、6月に結婚式を挙げると、一生幸せに暮らせると言われております。爽やかな6月に式を挙げるカップルが多いそうですが、日本では梅雨空の6月ですね。
「煌きの華」KIMONO

 私は、「詩季彩ファションショー・ニット展」を開催しましたので、その準備などで怒涛のような5月を過ごしておりました。そして、気がつけば、すでに6月になっておりました。
 お陰様で、両方とも多くの皆様に、楽しんで頂くことができました。

 5月11日の村国座ファッションショーは、初めての会場でもあり少々不安に思っていたのですが、大きなミスもなく、ショーは滞りなく終了することができました。約500人ご来場いただきました。
 
 重要有形民俗文化財の村国座の趣のある会場に、モデル・演奏者・音響・照明といずれもプロの人達が関わってくださると、見事にショーが完成していきます。アマチュアなのは、ニットを製作した私達だけ。そのニットが素敵に見えてしまうのは、さすがプロの技なのですね。またショーの進行も、当日の1時間くらいのリハーサルで完了。廻り舞台を回すきっかけや、モデルの立ち位置・披露するニットの順番も、この1時間内に確認し、本番となるのです。素人の私達ですと、何度確認作業しても失敗を繰り返すことでしょう。
また、4人の男性が人力で回して下さった廻り舞台や両脇の花道を効果的に使用し、今までとは違う趣のあるショーとなりました。モデルさんはじめ協力下さった皆さんには、「感謝」の一言につきます。

 でも、何と言っても明治初期に建てられた建物ですから、段差や急な階段が多く、転んで怪我をする人が出ないか心配しておりました。「怪我をしないように注意してください!」と皆さんに声を掛けた矢先に、私が段差を踏み外し、お尻から転んでしまいました。幸いにも怪我もなくホッとしました。当日転んだのは私だけ。無様に転ぶ姿を見て、きっと気持ちを引き締めてくださったのでしょう。怪我・事故がなくて本当によかったと思いました。

 後半は、広瀬光治先生のトークです。過密スケジュールの中お越し頂いたため、少々お疲れの様子でしたが、いつもの軽快なトークがさく裂し、皆様の心を捉えて離しません。女性はもちろんですが、今回は男性方の笑顔がみられ、私の主人も午前も午後も笑いながら聞いておりました。 そして、サイン会などで、どの人にも分け隔てなく話しかけ接しられる広瀬先生に、今回もたくさん学ばせていただきました。先生にも「感謝」の一言です。
広瀬光治ニットコレクション 舞台の上でモデルと打ち合わせ

 10年以上前からの夢
村国座ファッションショーが実現し、
今は次回のショーに向けての夢が
広がっております。
夢は見るものではなく叶えるものですね。
Fukiko
詩季彩ニット展 in あすかホール
 5月26日~30日に開催したニット展には、700人以上の皆様がお越し下さいました。
 準備は、26日の午前中4時間しかありません。100枚以上のパネルを女性だけで組み立てていくのは、大変な作業でした。ディスプレイはプロの方にお願したのですが、ほとんどは、私達の細腕?に掛かっています。でも、皆汗だくになりながらも、効率よく飾り付けを終えると、そこには素敵な空間が広がっていました。

 開催中には、
春のニットが満開

 「美しいものを見るのは、いいですね。」
 「どうやって編んであるのかしら?」
 「このシンプルなのが好き!」
 「子供ニット、可愛い!」
 「○○さんの作品はどこですか?」
 「さすが、広瀬先生ですね。」
 「きもの?ヘエー!?」
 「シンプルな編地だけれど このシルエットが素敵!」 などなど皆様のつぶやきが聞こえてきました。52人の参加者ひとりひとりの個性が輝き、ご来場下さった皆様との個性と融和していく空間となりました。
 また開催期間中には、ピアノ・オカリナ・草笛の演奏を聴きながら、ニットを楽しんで頂きました。ニット展示場での生の演奏は初めての試みでしたが、会場内を優しく包み込み、心地よい空間となりました。
 次回も、こんなニット展が実現できたら・・・などと思いながら、写真を眺めております。

夏の浜辺 秋の散歩道 冬・クリスマス!
パーティー会場にて ウェディングドレス 大谷泰史さんのピアノ演奏