7月に入り、もう半年過ぎてしまった・・・と呟いているこの頃です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。 「忙しい」という文字は、「心が亡くなる」と書きますが、この半年の私は、まさしくこのような状態でした。でも、6月には、「忙中閑あり」と日帰り旅行に2回行ってきました。 1回目は、琵琶湖の西方にある比叡山とその麓にある門前町「坂本」への旅です。 最澄が開いた延暦寺のお参りはバスの車窓から失礼させていただき、山の中腹にあるホテルから美しい景色眺めながらフランス料理とワインを楽しみました。そして、山頂にあるガーデンミュージアムの庭園を散策。入園早々に、ウグイスが姿を見せ、大きな声でさえずりながら歓迎してくれました。園内には、1500種類の草花が咲き誇り、またゴッホ・ルノワールなどの画家たちの描いた絵画を再現した陶板が飾ってありました。 その後は、石積みの町「坂本」の散策です。 延暦寺・織田信長・明智光秀に縁のあるこの街は、豊かな自然に恵まれた静かな石積みの街並みが特徴です。庭園の美しいお寺など伝統的な建物が多く、日光東照宮の雛型として作られた日吉東照宮もありました。 比叡はグルメと花と歴史の心安らぐ旅でした。 2回目は、京都の旅です。東福寺天得院の枯山水庭園に咲く桔梗を鑑賞してきました。 天得院は、豊臣家滅亡の原因となった「国家安泰君臣豊楽」の銘文と徳川家康のエピソードで有名なお寺です。座敷縁に座り、紫・白・ピンクの凛として咲く桔梗が風に揺れるのを眺めていると、忙しい日々の生活を忘れさせてくれました。 次に訪れたのは、祇園の町家「秦家住宅」の見学です。 秦家は、江戸時代から続く薬業を商ってきた家です。 現存の建物は、築140年の歳月を経た表屋造り形式の建物。 秦家の奥様の案内で、玄関・店・座敷・庭を見学させて頂きました。この日には、すでに籐の敷物・簾・御簾と夏のしつらえがされており、自然の風が心地よい町家です。 もちろん、エアコンはないそうで、「自然とともに暮らす楽しみがあります。」との奥様の言葉に、「ゆとり」を忘れてしまっている自分に気付きました。 当日は、その座敷で能管と鼓の演奏を鑑賞させていただき、雅なひと時を過ごしてきました。 比叡と京都は、久々に心癒される旅となりました。異空間に身をゆだねることは、やはり大事なことですね。心身ともにリフレッシュができ、あと半年頑張れそうです。 でも、心を亡くさないように・・・。 |
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Fukiko |
アナと雪の女王 | |||||||
“Let It Go! Let It Go! (レリーゴー! レリーゴー!)“ありのままの~”というフレーズがテレビから流れてきます。この曲に、思わず聴き入ってしまったのは、今年の3月でした。その頃、ショーで着物を披露するシーンの選曲中だった私は、思わず“これだ!”と心の中で叫びました。 しばらくして、わたしの心を捉えて離さないこの曲は、ディズニー映画の“アナと雪の女王”の主題歌。そして澄んだ声で歌っているのが、松たかこさんだとわかりました。 その後この映画もこの曲も大ブレイクし、カラオケや結婚式で流れる曲では、一番人気だそうです。 もちろん村国座のショーでは、会場全体を盛り上げる効果を大いに発揮したBGMとなりました。
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