暖かい地方では、菜の花が満開だとか。本格的な春の訪れが待ち遠しい3月です。 先週ラジオを聴いておりましたら、視覚障害者を中心に朗読・朗読劇・語りなどを様々に組み合わせ、トークパフォーマンスのステージを作っているグループを紹介していました。 グループの名前は「こうばこの会」。メンバーそれぞれが放つとりどりの香りをお届けできたら・・・と「香箱」になぞらえて付けられたそうです。そして猫の「香箱座り」もイメージしてと話されていました。会の活動の話もよかったのですが、この初めて聞く「香箱座り」が心に残ってしまいました。 猫の香箱座り?どんな座り方? その単語が耳に入ってきた直後に、またもや香箱座りに遭遇したのです。それは、その日の中日新聞の「日本人と猫」の特集記事の中に、香箱座りが紹介されていたのです。そして私の疑問は直ぐに解けたのです。 香箱座りは、前脚を胸元に折り曲げて座る姿勢を言い、猫が背中を丸めている様子が、香木やお香を入れておく香箱に似ていることから、そう呼ばれるようになったそうです。 また、この前脚を収納している姿勢は、「自分に危機が迫った時すぐに戦闘態勢に入れない」ことを意味しますので、香箱座りをしている時は、リラックスしている証拠だそうです。 猫が、自分の目の前でこんなしぐさをしてくれたなら、きっと心を許してリラックスしている んだと、嬉しくなってしまうでしょうね。そして、このような猫の姿を見ると、ホッと心が癒されますね。 そうそう、この様な猫の姿、日当たりのいい場所でじっとしているのをよく見かけます。 また岩合光昭さんの「世界ねこ歩き」では香箱座りをしてうたた寝をしている猫が、よく出てきていました。 そして昨日のこと、またまた「香箱」に出会ってしまったのです。今度は「蟹」です。 今月開通する北陸新幹線のテレビの特集番組で、加賀に来たらこの時期は「香箱カニ」がお薦め!と放映していたのです。またもや???です。 そのままテレビを見ていて謎がとけました。越前ガニ(ズワイガニ)の雌を香箱カニと言い赤い子(卵)を持っているから子箱、日本海の香りを秘めているから香箱と諸説あるそうです。 私の幼い頃は、セイコガ二と言って1匹10円くらいで売っていて、おやつ代わりに食べた記憶があります。でも大人になってから、食べたことないなあ・・・。 「そうだ!金沢行こう!」 東京から北陸新幹線に乗って! 「香箱」が私の周りに飛び交った1週間でした。 |
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Fukiko |
春待ちニット展 | |
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