Sing... うたう          Jul. 2015    
 
 梅雨のこの季節、庭に目をやれば、色とりどりの紫陽花が咲き誇っております。

 先日、今ベストセラーの「フランス人は10着しか服を持たない」という本を購入しました。著者は、アメリカ人の女性。
 消費大国のアメリカから、パリへ留学した時に、両国の暮らしぶりの違いにカルチャーショックを受けた感想をまとめたものです。
 フランス人のシックなライフスタイルや生き方や暮らし方・心の持ち方など、また大事なことにはお金を掛けるが、無駄を嫌い、見えを張らない。本当に気に入ったものだけを長く使うなどシンプルな暮らしぶりが紹介されていました。そして、そのライフスタイルのひとつが、タイトルの「10着の服」になるのです。
 その10着にするには、①思い切って、要らない服を捨て、季節外の服は、すべて別の場所に収納しよう。②クローゼットには、10着の服だけにする。(コートやドレス、アクセサリー、重ね着用のシャツ、下着、靴は含まない。)③本当に大切な服だけを揃えて、いつでもTPOにふさわしい、きちんとした服装ができるようしよう。④自分によく似合っていて、自分らしいと思える、本当に気に入っている服だけを着よう。⑤そして、自分のスタイルを確立すれば、どんな服を買うべきか迷わなくなる。を実行すればいいそうです。
 つい、安そう、お値打ちかも・・・と、衝動買いしてしまう私には、目からウロコの言葉ばかりです。自分の生き方を見つめなおし、明確にしていくことが一番大切なことのようです。
そう、2015年「TAME」誌が選んだもっとも影響力がある人物100人に選出された「こんまり」こと「近藤麻理恵さん」に相通ずるものがありますね。
 
 以前フランス旅行をした時に、街歩く女性達のファッションが総体的にシックなことに気付きました。季節も左右されるのでしょうが、黒などモノトーンかダーク系のコートにパンツ、そしてブーツと落ち着いたカラーでコーディネイトしている女性が多く見られました。また、メイクもナチュラル、持っているバッグもシンプルで、シックなのですがハッとするような美しさが感じられ、本当のおしゃれとは、こういうものなのかと気付かされました。ブランドもので飾り立てることが、けっしてハイセンスなオシャレとはいわないのですね。本来持っている自分の美しさを、いかんなく引き立たせるフランス女性のファッションテクニックは、日々のシックなライフスタイルから滲み出てくるものなのでしょうね。

 今一度、私のクローゼットを見直すと驚愕してしまいます。衝動買いしたパンツやブラウス、また着るかもしれないと捨てきれない衣類のオンパレード。これまでのライフスタイルの反省とこれからの生き方を問い直させてくれた本でした。
Fukiko
車中ウォッチ
 10年ほど前から、車中でお化粧をしている女性を見かけるようになり、その姿に少し嫌悪感をもって眺めておりました。でも、最近は、マナー意識が向上したのか、そのような女性をあまり見かけなくなり
なりました。
 お化粧よりも、スマホでゲームや音楽・LINEの方が、大切になってきたのかもしれません。それには、出かける前にしっかりとお化粧しておかなければ・・・となっているのでしょうか?
何はともあれ、鏡とにらめっこしながらメイクをしている女性を見かけなくなったのは、よい傾向だと思います。
 
 でも、当時の女性たちは、今どうしているのかしら?
リクルートスーツだった彼女は、ちゃんと就職できたかしら?
結婚した彼女の旦那さまは、彼女のその時の姿を見たことがあるのかしら?ママになった彼女は、どんな子育てをしているのかしら?
などなど老婆心ながら、少し気になってしまいました。

 最近は、静かにシュッシュとスマホを動かしている人が多いです。
私もおもむろにバッグから取り出してはみるものの、老眼では文字が見づらく、揺れる車中では、文字を打ち間違えてばかり・・・。イライラと精神衛生上あまり良くないので、直ぐにバッグに収納して、車中ウォッチを楽しむことの方が多いです。
 車中の過ごし方は、人それぞれですが、人に嫌悪感を抱かせる過ごし方は、控えなくてはと思いながらも、ついついおばちゃん同志で大きな声でおしゃべりをしてしまっています。反省です。
 立体的に花びらを編んだモチーフを

3Dの様につないだ

アイリッシュ クロッシェレースの

プルオーバー