Sing... うたう          Sep. 2015    
 9月に入り、朝夕は秋の気配の感じられるこの頃です。
 そして、夏の疲れが出てくる季節でもあります。

 今年は、戦後70年となり、8月15日の終戦記念日前後には、テレビ・ラジオ・新聞などでそれに関する特別番組や記事が編集され、見聞きすることができました。
「戦争を知らない子供達」の私には、体験された方々の大変さ苦しさを実感することは、難しいのですが、苦痛に満ちた顔や絞り出すような言葉から、感じ取ることはできました。

 小学生の時に、同級生が「図書室の書棚にすごい写真があるから、見に行こう。」と誘いにきました。「いったいどんな写真が・・・」と好奇心満々で廊下を駆けます。そして、児童が見てはいけないと先生から言われていた書棚から大きな本を取り出します。先生に見つからないように、ドキドキしながらページをめくります。果たしてそこに目に飛び込んできたのは、広島原爆投下直後の街や人の様子を撮影した写真でした。原爆ドームだけが残った廃墟となった街・焼け焦げた遺体の数々・・・そんな写真が何枚も何枚もあります。ショックのあまり言葉がでません。そして静かに本を閉じ、そっと書棚に戻し、無言のまま図書室を出ました。見てはいけないものを見てしまったうしろめたさと衝撃的な写真を見てしまったショック・「人間って、あんな風になってしまうの・・・」「原爆って、怖い」「だから子供には見せられない写真なんだ・・・」など混乱してしまった私は、しばらく図書室に行くことがためらわれました。

 10年程前、広島の原爆資料館へ1人で行ってきました。ジオラマ模型で展示された街の様子に、小学生の時に見た衝撃的な写真を思いだしました。写真で見た平面が立体的となった街全体の展示には、小学生の時以上の衝撃がありました。またたくさんの展示物の中には、お母さんが子供のために作った黒焦げになったお弁当や幼い子供の三輪車、また焼け焦げた服や靴もあり、庶民の生活が一瞬になくなってしまった原爆の恐ろしさに言葉を失ってしまいました。そして、吉永小百合さんの朗読が流されているコーナーでは、思わず涙が溢れてきました。「なんとむごい!!」「人の命って、何?」「誰のための戦争だったの?」

 近年まで戦争体験を話すことを、ためらっていらした高齢の方が、「戦争は絶対にやってはいけない!!」と声を揚げられるようになりました。「悲惨な戦争を二度と起こさないために、生きている内に体験を伝えることが、自分の使命だ。」と言われています。また、「今の日本は、70年前の日本と同じように、戦争でまた過ちを犯しそうだから、黙ってはおれない。」とも言われております。
 10年前に亡くなった父は、満州に出兵しておりました。無事に帰国できたのですが、戦争中の体験は、あまり話してくれませんでした。
おそらく話したくないようなことが、いっぱいあったのでしょう。
その寡黙が、父の遺言のような気がします。
「戦争は、決して人を幸せしない。」と。
Fukiko
めまい
 お盆休みに孫たちが遊びに来た時のことです。可愛い孫達と映画・買い物・お料理とワイワイ賑やかに過ごしていましたら、4日目の起床時にフラッとしました。・・・?と思いながら朝食の準備をしている最中にめまいが襲ってきたのです。3年前のめまいと同じ疲労からの症状かしら?と思ったのですが、なんだか違います。下を向くとめまいがし、元の位置に戻すとしません。では、上はどうかしらと向くとしますが、元に戻すとしません。これは、いったいどうしたことでしょう。
 そういえば、以前、友達がでんぐり返しのようなことをして治した、と言っていたこと、NHKの「ためしてガッテン」の番組で、家庭でめまいを治す方法を放映していたのを思いだしました。早速パソコンに向かいネット検索です。

 めまいの原因がわかりました。耳の内耳にある「耳石」が、砂粒状に砕けその粒が三半規管に紛れ込み、平衡感覚が保てなくなり、めまいの症状となってあらわれたようです。高齢になってくると、耳石がはがれやすくなるとか、「加齢」というのが関係しているようです。
 また、ためしてガッテンの治す方法もネットに載っていましたので、早速実行してみました。あらあら不思議!めまいがしません。やはり耳石のイタズラだったようです。

 ひょっとして、私のような症状が出てきた方は、即お試し下さい。
① 布団に仰向けに寝転がる。
② 片方に頭を向け、10数える
③ 頭を元に戻し、10数える
④ もう片方に頭を向け、10数える
以上です。
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