春の訪れが嬉しい3月です。 桃の節句・卒業式・春休みとウキウキとする季節ですね。 そして、私の誕生日を迎える月ですが、嬉しい様な・・・そうでもない様な・・・もうそんな年? と複雑な気分の3月なのです。 数年前から、「シェアハウス」という言葉を耳にします。 シェアハウスとは、リビングや台所・浴室を共用しますが各個人の部屋があり、プライベートな空間が尊重される共同生活のスタイルをいうのだそうです。 なあーんだ、ネーミングがおしゃれになっただけで、私の学生時代の下宿と同じじゃないの? 私が下宿していた所は、長良橋を北に向かって渡ったすぐの和菓子屋さんの離れ。同じ大学に通う女子大生8人と住んでいました。建物は3階建て、2階に店の若夫婦家族が住み、私たちは、1階と3階に住んでいました。私の部屋は4畳の和室。冷蔵庫・テレビ・エアコン・風呂なし。机・本箱・タンスを置き布団を敷けば、足の踏み場はほとんどありません。それでも不自由さを感じることなく、友達を呼んではダべリング、ある時には3人の友達と一緒に寝たりして・・・、楽しい学生生活でした。もちろん、下宿人同士のコミュニケーションもよく、共用の台所で一緒に料理をしたり、食事をしたり、試験前には先輩からのアドバイスをもらったり、と下宿生活を謳歌しました。 入学手続きの日、店主の「大事な娘さんをお預かりしているので、男子禁制、門限は午後9時です。」との言葉に、両親は即決で契約をし、私は2年間お世話になりました。 その門限のエピソードは多々あります。友達と夜遊んでいると時間なんて、あっという間に過ぎてしまいます。門限に間に合わず、施錠されてしまった門をたたいては、「早く帰っていらっしゃい!」と怒られたことが何度もありました。ある時は、開けてもらえず友達の家に泊めてもらったことも・・・。この門限違反は、私一人ではなく他の7人も同じ様な状態だったのですから、店主はさぞかし大変だったと思います。 いつぞやは、8人で話し合って門限を30分伸ばしてもらったのですが、門限違反は相も変わらず・・・。悪知恵を働かせて他の下宿人に、施錠された鍵を、そーっと開けてもらっておくことにし、成功したことも・・・。でもそれに気付いた店主が施錠し直し、結局入れず怒られるというパターンもありました。最後の門限破りは、卒業式の日の夜でした。母に施錠を開けもらっておくことを依頼し、見事成功しました。そして母も共犯者となりました。 もう一つの「男子禁制」は、父は例外として、卒業式間近に、「規則は破るもの」を実行。 ある夜、男友達3人を部屋にご招待。約束した時間に施錠を開け、アイコンタクトをしながら忍び足で階段を上り、部屋に入るだけのご招待。実に他愛のない行動でしたが、規則を破るというスリルを共有できた喜びを噛みしめながら、ニンマリと顔を見合わせたことを思い出します。 実に、幼稚な学生でした。 そう、私も「シェアハウス体験者」なのです。でも、「下宿体験者」の方がしっくりときますが・・・。この「下宿」という言葉は、すでに死語になっているのかも・・・。 |
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Fukiko |
ハンガリー民族舞踊 | ||
先日、ハンガリーの国立舞踊団の公演を見てきました。 西にオーストリア・スロベニア、北にスロバキア、東にウクライナ・ルーマニア、南にセルビア 南西にクロアチアに囲まれたハンガリーは、多種多様な民族文化が共存共栄しています。そして、民族舞踊(フォークダンス)も、各民族ごとに大切に育くまれてきました。 さわやかに聞こえるスロバキア音楽、フレンドリーなルーマニア音楽重厚なハンガリー音楽に合わせて歌い踊る軽やかな踊りの数々・・・。 公演は、楽しくてあっという間の時間でした。 そして、繊細な刺繍を施された衣装・・・。魅了されてきました。 |
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憧れのパイナップル模様を 大胆に編み広げたケープ 袖下でとじてあるので 安定感のある着心地です。 ドライな肌触りの 麻シルクが 優美なシルエットを 見せてくれています。 デザイン:加藤扶貴子 雑誌「2016春夏すてきな手編み」に掲載 |
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4月23日土曜日のファッションショーは、各時間250名様限定となっております。 お早目のお申し込みがよろしいかと思います。 |