Sing... うたう        July 2016
 7月になりました。早や半年が過ぎてしまいました。
 この半年間、何をしてきたのやら・・・。自問の日々です。

 イギリスでEU離脱の是非を問うが国民投票が行われました。
結果は、多くの人の予想に反して「離脱」となり激震の続いているイギリスです。その余波は、EUだけにとどまらず日本にも襲ってきているようです。
 
 「なんでやねん!」とつぶやく、残留すると確信していた人々の声が聞こえてきます。この声は、残留派だけでなく離脱派の人々からも聞こえてくるとか。その両派の声に「なんでやねん!」と世界の人々の声も聞こえてきます。
 「どうせ残留に決まっているんだから、私くらい離脱にいれても大丈夫。」
 「二者択一なのね・・・離脱に入れちゃえ。」
 「離脱派のリーダーが、経済が安定する、移民を制限すると言っているから、離脱に賛成。」
など、離脱後のイギリスを深くシミュレーションせずに、軽い気持ちで離脱に1票入れてしまった人が多かったと聞きます。
 残留を信じて国民投票に踏み切ったキャメロン首相の困惑している顔、EUの各国からの非難の声に、一段と厳しい顔の首相です。そして辞任発表。また、離脱派のリーダー・前ロンドン市長のジョンソン氏の無責任な言動と行動。この両氏の行動もプラスして、イギリスは混迷状態です。EU離脱がイギリス分裂になりかねない今の状況になってしまったのをみると、一人一人の1票の大切さを、感じた国民投票でした。

 それにしても、多くの意見を尊重するには、多数決は良い方法だと思いますが、拮抗した数字の場合は、それでいいのかしら?と考えさせられた今回でした。せめて80%以上の投票率、3分の2以上の獲得票でなければ成立しないとすることはできなかったのでしょうか?ましてや今回は国の先行きを決定する重要な投票です。
 
 さて、日本では、参議院選挙の期間中です。衆議院選挙と比べて、あまり盛り上がらない選挙です。私の気持ちも同様に盛り上がってきません。どの政党のどなたが立候補されているのか、しっかりと把握していません。都知事選には関心があるのだけれど・・・。

 私たちが、政治に参加するには、①選挙に立候補すること②各政治団体に入会すること ③投票に行くこと と聞いたことがあります。①②は無理でも③は可能。ましてや民主主義の日本では当然の権利があるのですから、その大切な権利を放棄せず、選挙に行かなくてはと思っています。と、その前に、立候補者や政党の主張を把握しておかなくてはいけませんでした。
Fukiko
シニア
 還暦を過ぎると、シニア・シルバーという文字に、思わず反応してしまいます。
とりわけ「シルバー割引き」の文字には、より強く反応し、年齢欄のチェックをしてしまいます。60才以上やら65才以上やらとお店によってまちまちですが、サービスの恩恵にあずかれるとなれば、シニアだろうがシルバーであろうが、ラッキー!となります。只今64才の私は、対象者になったり、ならなかったり微妙な年齢にいるようです。シニアと言われるには、少し抵抗があるけれど何かしらの恩恵があるなら「ハイ間違いなくシニアです。」と堂々と胸を張ってしまいます。
 
 誰が見てもシニアの年齢になっていると思われる人でも、それを認めたくないという気持ちになってしまうことがあると、聞いたことがあります。
例えば「シニア向け」「シニア〇〇」という言葉は、自分向けだと思えない、思いたくないという人がいるとか。また気分を害する人もいるそうです。

 実際、あるスポーツ用品で、「シニアでもできる〇〇」というキャッチフレーズで商品をだしたところ、「商品は魅力だが、俺はシニアじゃない!」と売れなかったとか。しかし「あの頃がよみがえる〇〇」とメッセージを変えたところヒットしたそうです。
 高齢者をシニア・シルバーとおしゃれな呼び方をしても、年齢を連想させる言葉の使い方には、気をつけないといけないようです。
 
 これからも、シニア・シルバーに敏感に反応しながら、「はい、シニアです。」
 「いいえ、シニアじゃありません。」と自分の都合のいいように使い分けていく、やっかいなシニアおばちゃんでいきそうです。


30㎝×30㎝のパネルにセーターをモチーフにした額。
ニット展で好評でした。