青葉若葉の美しい季節となりました。 　 　「YOUは何しに日本へ」という番組が好きで、毎週楽しみに見ております。空港で海外からのYOUに突撃インタビューし、その後の日本で過ごす様子を放映する番組です。 　 　日本へ色々な思いを抱いて来訪し、満足しながら帰国していくYOU達の様子を見るのは、とても興味深く楽しいものです。やらせではないか？　言わされているのでは？　わざと面白くするようにコメントさせられているのでは？・・・と思う番組が多い中、この番組は突然の取材にYOU達の本音が直に伝わってくる貴重な番組だと思います。それ故に、苦労も多いとか。ロケチームは３班あり、常時３班が取材に駆け回っているそうです。それもそのはず、３０件インタビューして、取材ＯＫがとれるのは１件ぐらいだそうです。また取材途中でのキャンセルやアクシデントも多々あり、取材が完了しても、実際に放映までには至らないこともあるとか。楽しく視聴している画面の向う側には、スタッフの人達の大きな苦労があったのですね。 　２月のこの番組で、「オカリナの指導者になろうと決心し、山梨の大沢聡先生のところへ今から修行に行く」と答えているベルギーから来た若者を放映していました。「オカリナねえー、山梨ねえー」と漠然と見ていたのですが、大沢聡先生の名前に「どこかで聞いたことがあるような・・・」と思いながら記憶の扉を開けたり閉めたり・・。オカリナでしょ？　山梨でしょ？　大沢先生でしょう？・・・。 「そうだ！オカリナのＣＤだ！」急いでＣＤを取り出しジャケットの文章を読みました。 果たしてそこには、“オカリナ７重奏Gioire”の文字がありました。そして、 　“オカリナ奏者大沢聡に師事。２０１０年上海万博に出演をきっかけにオカリナアンサンブルグループを結成。 　大沢氏の指導のもと７重奏の演奏活動をする。オカリナ発祥の地イタリア語で「喜び」を意味する「Gioire」と名付けていただく。” と載っているではありませんか。このCDは、５月のニット展でオカリナを演奏して下さる山田充栄先生からのプレゼント。早速「大沢先生がテレビに出ていらっしゃいます！」と山田先生にメールをしたのは言うまでもありません。 　テレビの中の大沢先生は、熟年の好男子。ベルギーの若者へのレッスンでは、息の吹き方を何度も指南され、最後は先生とのミニコンサートで番組は終了しました。 　 　５月２１日(日)のオカリナコンサートは、そのGioireの演奏です。ベルギーの若者が憧れる大沢先生に師事された皆さんの演奏を聴かせていただけること、今から楽しみにしています。 　昨年末、成田空港の到着ロビーを利用する機会があり、思わず「YOUがインタビューされるところだ！」と呟きながら「テレビカメラはないかな？」と辺りをキョロキョロ。あいにくテレビカメラには遭遇しませんでした。残念！

Fukiko