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先日、母の実家(兵庫県明石市)の叔父(母の弟)から、私の祖母の遺品から 私の父の写真が出てきたと連絡がありました。おそらく70年ほど前のお見合い写真だと思うので、私に渡したいと早々に送ってきてくれました。 父の写真は、見開きの台紙に丁寧に貼られて、表紙と薄紙をめくると、セピア色の若かりし頃の父のすました姿が現れました。年齢はおそらく35歳ほど。どうやら、戦地から帰国し数カ月経った頃の写真のようです。父は28歳から終戦までの7年間、満州で従軍生活をし、帰国したのは35歳。結婚適齢期が過ぎてしまい、慌ててお嫁さん探しのための写真を撮ったのでしょうか、髪が十分に生えそろっていません。それでも、英国紳士風のツイード調三つ揃いのスーツ姿は、凛々しくかっこいいです。 きっとこの写真で勝負に出て、母とご縁があったのかな? などと思いながら若かりし頃の父の写真に、しばし見入ってしまいました。 でもこの写真、我が家でも見たことがあるような・・・と母の遺品を探してみると、あるではないですか。写真を一枚一枚丁寧に貼った古いアルバムの1ページに、この写真と母のお見合い写真が。その横のコメントの筆跡は確かに父のものです。
アルバムには、この写真以外に、両親の婚約時代・結婚式・ 幼い頃の姉と私の写真があり、一言ずつコメントもあります。 アルバムを見ていると、楽しそうにアルバム作りをしている父の姿が、目に浮かんできました。そして戦争に翻弄され、縁あって家庭を持ち、私たち姉妹を大切に育てながら、幸せを噛みしめている父の気持ちも伝わってきました。 幼稚園児のような国のトップ同士の言葉の応酬、国よりも自分たちの利益を優先させる政治家・・・。きな臭いどころではなく、戦争という二文字が現実的になってきつつある今の日本を見て、天国の両親はどう思っているのかしら?と考えてしまうこの頃です。 |
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Fukiko |
江南ハンドニットの会教室展 |
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![]() ![]() 川勝弥生さん主宰の「江南ハンドニットの会」のニット展は、今回は会場をかえて開催されます。 ランチもケーキも評判の「コントレール」です。 秋の日のひと時を、ゆっくりとお楽しみくださいませ。 |
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パイナップル編みの おしゃれなマフラー 糸1玉で編めるのが 魅力です。 |