Sing... うたう Feb. 2018
 厳しい寒さの毎日が続いております。
また、インフルエンザも猛威を放っております。
手洗い、うがい、マスク、不要な外出を避けるなど自己防衛をするのが、一番の予防だそうです。
 
 そんな中、ビットコイン580億円が流出したというニュースが流れてきました。ビットコインとは「仮想通貨」のことだそうです。「なに?それ?」どうやらネット上でやり取りする通貨のことらしく品物も買えるそうです。「そうなん?」と首をかしげながらつぶやきました。

 早速ネットで検索してみました。仮想通貨は、物品を購入し、もしくは借り受け、または役務の提供を受けた場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却をおこなうことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの。世界に約600種類の仮想通貨が存在する。」と説明してありました。
「余計にわからない!」「いったい何やねん!」
 
 先日、ジャーナリストの池上彰さんが、わかり易く説明をされていました。クレジット決済やデビッドカード決済とも違うようで、通貨の流れは、誰でも見られるとか。また、預けたお金の価値が上がったり下がったりし、投機対象にもなっているそうです。しっかりと理解しなくては、と聞いていたのですが、やはりその仕組みは理解できませんでした。いやはや私の頭は、もう化石のようになってしまっているのでしょうか?

 昨年末から「教えてくれよ。ビットコインはなんでコインチェックがいいんだよ!」「兄さんは知らないんだ!」と出川哲郎さんが叫んでいたテレビCMが流れていました。インパクトが強すぎて、またビットコインは聞いたことがあってもビットチェックは知らなくて、なんのコマーシャルやらわかりませんでした。その後この騒動が起きてから初めてビットチェックという会社の存在を知りました。でも、そのCMのすぐ後に、流出騒動が起きるなんて、皮肉なCMでしたね。流出してしまった原因は、ITのセキュリティーがしっかりされていなかったことらしいです。CMに使うお金をセキュリティーに使っていればよかったのに・・・。
 仮想とは、「実際にはない事物を、仮にあるものとして考えてみること。仮に想定すると。」だそうです。ということは、仮想通貨は、実際にはないものとなってしまいます。やはり怪しいです。

 私のパソコンの向うには、こんな経済の世界が広がっていたのですね。ITに強い若い人達はビットコインに投資をし、そうではない人は、銀行に預金をし、また、現金を握っていないと心配な人は、タンス貯金をし・・・。そのタンス貯金の総額は、日本全体で43兆円だとも言われています。そしてその貯金を狙って振り込め詐欺が横行しています。
 お金について考えさせられた1月でした。
Fukiko
成人式
 先月の成人式当日に、振袖が着られなかった新成人が多くありました。
 振袖を販売・リースする会社が、当日になって準備ができないと、社長が雲隠れしてしまいました。この日のためを楽しみに待っていらした方々には本当にお気の毒だと思いました。

 さて、私の成人式は、45年前のこと。故郷から離れて学生時代を過ごしていたため式には出席せず、友達と食事に行ったことを覚えています。
 当時は、学生運動が吹き荒れていて、市町村が主催する成人式に出席するなんて、体制に迎合する悪しきことという気持ちがあり、出席する気持ちなどさらさらなかったのです。今から思うと、ポーズを取っていただけなのかもしれないのですが、当時は、それを粋がっていたのかもしれません。

 あれから20数年後、娘たちの成人式です。長女は、バイトして貯めたお金で自分のお気に入の服(スーツからコート・バッグ・靴まで)を購入し、式に出席しました。「なんで、みんなと同じ格好をしなくていけないの?」と反骨精神旺盛な長女で、頼もしくおもった私でした。

 次女は、皆さんと同じく振袖を着ましたが、それは私の姉をお下がりでした。
母から高価な振袖を買ってもらったけれど、自分には息子ばかり3人なので、次女にプレゼントしたいとのことで、有難く頂戴しました。一番喜んだのは、私の母でした。龍村の帯が輝いていると、娘の姿よりも帯に釘づけの母でした。
でも、ちょっぴり親孝行できた成人式でした。

三人三様の成人式でした。さて、今度は孫たちの成人式です。楽しみです。

藤編みで台形に編んだ身頃から、
方眼編みで脇から袖口へと
続けます。

爽やかな夏風を感じる
ゆとりのあるシルエットが
魅力です。