Sing... うたう Jul. 2018
         
 連日シトシトと雨が降るのが梅雨のイメージですが、今年の 梅雨は、全国各地で豪雨や竜巻の被害を起こしております。 梅雨明け宣言は、まだのようですが、これ以上被害が多くなら ないようにと祈る毎日です。  「こんにちは。前回のクラス会からどれほどの年月が経ったの でしょうか? 60代半ばを過ぎ、なんと『高齢者』と呼ばれる 域に入っております。同封の写真の頃に今の自分を想像すること ができたでしょうか。写真の中の皆さんは、なんと清楚で初々し かったことでしょう。若かったね!」 という文を添えて、短大のクラス会の案内が、同級生から届きました。
 前回のクラス会は何年前だったっけ?確かに出席した記憶はあるけれど、場所は覚えていません。そして、出席者の顔も話した内容もスッカラカンに忘れてしまっています。 同封の当時のクラス写真を見ながら、「伊藤さんでしょ、沢田さんでしょ、あれ? なんていう名前だっけ・・・次は・・・??」。顔は思い出しても名前は3分の1程度しか思い出せないのです。どういうこと?やはり加齢?
  その写真に写っている乙女たちは、一様にミニのスカートかワンピース姿。パンツ姿は一人もいません。どの子も上手に足を隠して写真に納まっていますが、そのミニスカート姿は忘れようにも私の記憶にはっきりとインプットされています。だって私を含め見事な大根足のオンパレード状態でしたから。 私の学生時代は、「ミニスカートの女王」と呼ばれ当時のファッション界をリードしていた ツイッギーが全盛の頃です。そんな時代でしたから、容姿体形を問わず猫も杓子もミニスカート姿。まるで「赤信号みんなで渡れば怖くない」を実践しているようでした。
 その同級生達は、様々なアルバイトをしていました。惣菜屋さんでつまみ食いしながら、袋詰めをしていたと話してくれた人。漬物を入れた袋をクルクルと輪ゴムで縛るのを見せてくれた人、花を輪ゴムで束ねる方法を伝授してくれた人、家庭教師をしてしっかりとお金を稼いでいた人・・・など、それぞれに青春時代を過ごしていました。でも共に勉強に励んだ思い出が、ほとんど浮かんで来ないのは不思議です。それもそのはず勉強していなかったかのですから、当たり前ことなのですが・・・。
  写真を見ながら、この人に会えるかしら?教師をしていると聞いていた彼女は、どうしているかしら?結婚して 10年目にやっと子供が誕生したと喜んでいた彼女は、 元気でいるかしら? 一緒に下宿していた彼女に会える といいなあ。と思いが馳せるばかりです。
 9月のクラス会が、待ち遠しいこの頃です。
Fukiko
大塚国際美術館
 以前から訪れてみたいと思っていた徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」へ行って来ました。岐阜から神戸市舞子まで行き、明石海峡大橋を渡り淡路島へ。 淡路島を縦断し大鳴門橋を渡るとその近くに美術館があります。途中休憩時間を 含めて約6時間で到着しました。
 入館するとすぐにシスティーナ礼拝堂の天井画が、 目に飛び込んできます。この天井画すべてが陶板で 実物大に再現されたと聞き、驚いてしまいました。 話には聞いていましたが、これほどのスケール だとは思いもしませんでした。この陶板一枚一枚は 鳴門の白い砂を使用し、色・質感などを忠実に再現 されているそうです。
 また、今年3月から、ゴッホの「ヒマワリ」の作品7点全てが展示してあり、そちらも鑑賞してきました。このヒマワリ7点は、世界各地に点在し、また焼失 してしまった作品もあるそうです。その作品すべてを原寸大に再現し、製作順に 並べて展示されていました。このように、全作品を一同に見られるのは、この美術館だけだそうです。
 
 館内には、約1000点の作品が展示してあります。当日は、ガイドさんによる絵の説明があり、約2時間かけて絵の鑑賞ポイントなどを聞かせてもらいました。
 でも、約4時間の見学時間を取ったにもかかわらず、全てを鑑賞することは、とてもできませんでした。またいつか訪れてみたいと思った美術館でした。
ブリューゲルレースの

涼しげなプルオーバー

夏のリゾート地で

注目を浴びることでしょう。