Sing... うたう
         
 今年は秋の訪れが、少し早いと聞きます。うんざりする様な猛暑の後の、神様からの早めのプレゼントかもしれません。
芸術文化に親しめる季節、そして食欲の秋が満喫できそうです。

 朝の連続テレビ小説「半分、青い」が終了しました。舞台が中津川市、そして「ふくろう商店街」という設定のロケ地が、恵那郡岩村町という岐阜県民としては、とても親しみを感じるドラマでした。
 また、脚本を書かれた北川悦吏子さんが、岐阜県美濃加茂市出身ということも、より親しみを持った一因かもしれません。

 毎回、急展開していくドラマに、ついていけないこともありましたが、登場人物が話す言葉にうなずいたり、感動したりと、見る人を引き付けて離さない魅力ある言葉の数々でした。
主人公と同じ様に片耳が不自由な北川さんは、今まで生きて来られ感じられた様々な思いを、登場人物一人一人に語らせて、メッセージを発せられていました。説得力のある言葉の数々に感動の日々でした。
 私が、一番感動した言葉は、最終週に秋風羽織がスズメと律に宛てた手紙です。
「スズメ、律くん、元気だろうか?短い手紙を書きます。人生は希望と絶望の繰り返しです。私なんか、そんなひどい人生でも、大した人生でもないのに、そう思います。でも、人には想像力があります。夢見る力があります。生きる力があります。明日を、これからを、どんなにひどい今日からだって、夢見ることはできます。希望を持つかは、その人の自由です。
もう、ダメだと思うか、いや、行ける、先はきっと明るいと思うかは、その人次第です。律くんとスズメには、その強さがあると信じています」
 スズメと律くんのところを、自分に置き換えて何度も読み返しました。このところ、同級生や親しい人の訃報で気持ちが落ち込みがちになり、自分の年齢や体力の衰え、またこれまでの生き方からの反省や迷いがありました。そんな時のこの言葉です。また元気が出てきました。「幸せは、自分の心の中にある。」と聞きますが、まさしくそうですね。
 今から、明るい光に向かって歩みます。「おっはよう!世の中!・・・」です。
Fukiko
能登半島
 以前から一度訪れてみたいと思っていた能登半島へ行ってきました。石川県の金沢市には、何度か行ったことはるのですが、その先へ足を運ぶ機会はありませんでした。岐阜から約3時間余り。そこには、里山・里海の風景が広がっていました。
 
 最初に訪れたのは、千里浜海岸です。砂浜の波打ち際をバスに乗ったまま約2キロ走るのです。細かい砂が水分を含むと固くなり、車で走ることができるのです。日本では珍しい海岸とか。30年前にバスの運転手さんが、砂浜を走り気持ちよかった!と呟いたことをきっかけに、観光地になったそうです。

 その後は世界農業遺産の「白米千枚田」の見学へ。字のごとく1004の田があり、海を見下ろす千枚田の風景は圧巻でした。残念なことに稲の刈り取りはほぼ終了していました。田植えの時期の田毎の月など、四季折々の風景が楽しめるそうです。
雪景色も見てみたいなあ。

 能登と言えば、新鮮な魚介類の輪島の朝市・パワースポットの聖域の岬・まるで軍艦のような形をした見付島・海水で侵食された奇岩の能登金剛巌門など、見どころ満載でした。

 今回の旅の楽しみの一つに、能登鉄道に乗車することがありました。
穴水駅から能登中島駅までの短時間のローカル列車の旅でしたが、車窓からは、風光明媚な能登の風景が楽しめました。懐かしいディーゼルエンジンの音と匂い、そして心地よい揺れから、懐かし故郷の加古川線を思い出しました。
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