Sing... うたう Sep.2019
         
 今年の夏は、例年に比べて短かったように思いました。
7月下旬まで長雨が続き、その間に台風が襲来し夏の訪れが遅くなりました。その後は猛暑が続きましたが、その猛暑も去年ほどでもなく、8月下旬にはまた雨模様の日が続きました。そして、ツクツクボウシの声も一瞬でした。
何だか「線香花火」のようなこの夏でした。

 9月になり秋の気配がしてきたこの頃です。
でもこの今月から、また夏に戻りそうな話題で心が暑くなってきております。そうです。ラグビーワールドカップが今月20日から約1ヶ月間、日本で開催されるからなのです。
2020東京オリンピックが決定した時には、その前年にラグビーワールドカップだ!と大いに盛り上がったのを思い出します。またオリンピックスタジアムになる新国立競技場でワールドカップ開催されるかもしれない?と話題にもなっていました。でも建て替えられる競技場のデザインの変更などから完成が遅れ、残念ながらそれは叶いませんでした。
ではどこで? 開催会場は北海道から九州まで日本全国の12会場に決まり、東海地方では豊田スタジアムで開催されます。首都圏集中ではなく日本全国で開催されるのですから、より身近にラグビーの魅力を実感でき、全国で大いに盛り上がることでしょう。

 先日、日本代表選手31人が発表されました。ほとんどの選手が、身長180㎝以上、体重100キロ以上です。お相撲さんのような選手がフィールドを走り回りタックルやスクラムをするのですからその迫力は想像以上だと思います。
 その選手の内、約半数の15人が外国人選手(7か国)です。試合を見ていても日本チームか相手チームなのか見分けがつかないほど外国人選手が多いのが特徴の日本チームです。ラグビーは英国発祥の競技。その英国の選手を世界で競技させるために英国が「国籍を問わず」というルールを作ったことが、今も続き多国籍チームになったそうです。国籍がなくても代表選手になれるそうです。
 そして、次のような条件のどれか一つを満たしていれば、その国の代表になれるそうです。
 * 出身地が当該国である。
 * 両親および祖父母のうち一人が当該国出身である。
 * 当該国で3年以上、継続して居住している。
日本チームでは、3年以上居住している選手がほとんどだそうです。でも、一度その国の代表選手として出場すると、その先他の国の代表選手としては出場できないそうです。どの選手も母国ではなく日本代表として、日本を背負って試合に臨んでくれるのですね。
主将のリーチ・マイケル選手はニュージーランド出身です。他にもトンガや南アフリカ出身の選手もいます。その選手達は日本代表選手として誇りを持って「君が代」も歌っているそうです。

 先回のワールドカップでは、日本チームの大活躍が印象に残っています。なかでも五郎丸選手のゴールキック前のルーティンは、多くの子供達がマネをしていました。今回は、どんなヒーローが誕生するのか今から楽しみなことです。
Fukiko
ピタゴラスの定理
 編み物のデザインしていく上で、製図は大切です。その製図には数学の知識が欠かせません。でもそんなに高度な知識は必要ではなく、小学生程度の知識があれば充分です。採寸した寸法を基準に、製作したいニットの製図を引いていきます。
ほとんどが、直線の製図ですが、たまに円形や六角形や八角形・五角形も描きます。そんな時には、コンパスの登場となります。また、円周の長さや角形の一辺の長さや高さを計算し製図を描いていきます。

 先日、直角三角形の一辺を計算することになりました。“底辺×高さ÷2”だったかな? いえいえそれは面積だ。えーっと、どうだったっけ?あれれ!ついこの間まで覚えていたのに・・・。少々頭の中がパニックっています。私って認知症?
 そして、やっとピタゴラスの定理(三平方の定理)を思い出しました。そして計算し始めました。でも難去ってまた一難、√の計算方法を忘れてしまっているのです。
ありゃ!どうしたのかしらこの頭! 途方にくれながらも思い出したのです。電卓に√の記号のボタンがあったことを。ポンと√を押すと、見事に辺の長さが計算できました。やったあ!
 ほっとしたところで次は、製図を元に目数段数の計算です。ひたすら筆算です。確認のため電卓で検算です。アリャリャ!たくさんの計算間違いが・・・。以前は、正確に計算できていたのに、情けない! 数学が好きだった私なのに・・・。
                 
 編み物は、数学とよく聞きます。
 製図・目数段数計算など数学が必須アイテム。
 これからも筆算で脳トレしながら頑張ります。
 数学嫌い、製図嫌い、編物嫌いにならないように。

繊細で優しげな

小花とリーフ模様の

温かみのあるベスト

桜のピンクで春気分を楽しんで


すてきな手編み2019秋冬に掲載中
Desing by Fukiko