Sing... うたう
         
 「鬼は外 福は内」の節分。そして立春。もう春ですね。
「暦の上では春ですが、まだまだ寒さ厳しい2月です。」と言われるのが毎年のこの時期です。でも、今年は暖かい日が続き、春のような日々が続いております。
 暖かい日が続くのは、冷え性の私とっては有難いのですが、大きく育ち過ぎる野菜に農家の人達の悲鳴が聞こえてきそうです。また、雪不足のスキー場やその関連の観光地や宿泊施設の方々も大変そうです。開催予定だったスキー大会も中止になったと聞きます。また雪景色の中の幻想的な白川郷のライトアップは、今年は雪のない合掌作りの風景となったそうです。

 私の子供時代は、氷点下の冬の朝は毎日のこと。庭の池には氷が張り、道路の水たまりにも張っていて、その上を滑っては楽しく遊んだものです。また、高く伸びた霜柱をザクザクと音をさせて歩くのも快感でした。もちろん雪が降れば、広い校庭での雪合戦、雪だるま作りと、雪遊びに興じていました。
 集団登校の集合場所では、近所のおじさんが毎朝たき火をして、私たちを待っていてくれました。かじかんだ手を火にかざして温めると、全身がほこほこと温まります。また、たき火の中に小さな石を入れ熱くし、それをハンカチに包みポケットに入れて登校したこともありました。数時間は温かかったのでしょう、授業の合間に冷たい手をポッケに入れて温めたことを思い出します。今のホッカイロですね。

 厳しい冬の寒さから手足がしもやけになり、痛かゆくなることが度々ありました。しもやけが重症になり、包帯を巻いていた子がいました。またひび割れたアカギレに、黒いこう薬を貼ってもらい痛そうにしている子もいました。朝礼では「手足をしっかりとさすり血行をよくして、しもやけ・アカギレにならないようにしましょう。」が、先生の毎朝の言葉でした。
また、風邪が流行してくると、鼻を垂らしている子がたくさんいました。遊びに夢中になり鼻をかむのが面倒なのでしょうか、垂れている鼻汁を、袖口で吹いている男の子がいました。頬に伸びた鼻水がカリカリになり、袖口はグショグショになり、それでも平気でニコニコと笑顔でした。「鼻たれ○○ちゃん」と皆から呼ばれていた子が何人かいましたが、そう呼ばれていても苦にする様子もなく、仲間の中にいました。今ではいくら探しても見つからない鼻たれ小僧の姿です。と言いながら、昔の寒い冬を懐かしんでおりますが、寒いのは、やはり苦手です。でも、少しずつ日照時間が長くなり、春の足音が聞こえてきそうなこの頃に、私の心にも春が訪れたようです。

 さあ!暖かい春を迎え、これから5月のニット展に向けてダッシュです。
そして趣味のフォークダンスやコーラスも頑張らなくっちゃ!!
Fukiko
すてきで楽しい手作り作品展
≪糸の会≫の繊細なレース・刺繍などの作品展です。

ギャラリーのコーヒー・ランチ・庭の椿もお楽しみいただけます。

新型コロナウィルスが猛威をふるっております。
人から人へ感染するそうです。
感染予防には、マスク・水分の補給はもちろんですが、
手洗いが一番有効だそうです。
早く終息しますように・・・。