Sing... うたう Mar. 2020
         
 弥生3月、春の本格的な訪れを感じられる季節です。
今年は、梅の開花も早く、桜前線の北上も早まるようです。
春を満喫できる季節ですね。

 とは言っても、今年は新型コロナウィルスの流行のためのんびりと春を楽しむ雰囲気ではありません。小中高校が休校となり、様々なイベントが中止や延期となりました。
“不要不急の外出は避けてください”との呼びかけもあり、自粛ムード真っ只中。いつもの春とは違うこの頃です。

 新型コロナウィルスや花粉症のせいなのか、それとも加齢によるものなのか、この頃ミスの多い私です。きっと後者の加齢が原因だと思いますが・・・。
 先日も、楽しみにしていたコンサートを行きませんでした。実際のコンサートの開催は2月22日なのに、スケジュール表には23日に記入してしまっていました。前日にチケットを準備したのですが、スケジュール表を信じ切っていて、日時をしっかりとチェックしなかったのです。
 22日の夕方、チケットを下さった方に、「明日のコンサート楽しみしております。」とメールしましたところ、直ぐに電話が掛かってきて、「たった今コンサートが終わり、コンサートの余韻に浸りながらお茶しているところです。」と言われるではありませんか。「えー!!23日じゃなかったんですか?」と改めてチケットを見ると“22日”となっています。「ごめんなさい!ご親切に頂いたチケットなのに申し訳ございません。」とただあやまるしかありませんでした。素敵な音楽に満ち溢れているチケットが、ただの紙切れになってしまいました。
 
 何だか最近こんな勘違いが、多くなってきています。先日には、新幹線チケットをスマホで購入する際に、姫路から名古屋までと入力しなくてはいけないのに、名古屋から姫路と入力してしまい、購入したチケットを買い直すことになってしまいました。みどりの窓口の職員さんからは、「今回だけは手数料は取りませんが、次回からは頂きますよ。気をつけてくださいね。」と慈悲深い眼差しで言われてしまいました。きっと「スマホに慣れていないおばあちゃんだから、仕方がないなあ。」と思われたのでしょう。

 またその前には、主人からのメールを読み間違えたり。編物でほどかなくてもいい物を、ほどいてしまったりと、「加藤さんちのふきこさん、このごろ少し変よ。」となってきています。

 主人からも「俺に忘れ物が多いと言うけれど、お母さんも多いぞ。気が付いているけれど言わないだけだ。」とパンチを一発もらいました。
 どうやら勘違い・物忘れの多くなってきた夫婦のようです。やはり加齢かなあ・・・。
Fukiko
新型コロナウィルス
 「新型コロナウィルス」と最初に聞いた時に、トヨタが「新型コロナ」を発売するの?と思ってしまいました。よーく聞いてみると車ではなくて、ウィルスでした。
 コロナとは、太陽の周りに見える散乱光のことを言うそうです。コロナウィルス表面の花弁状の突起が、太陽のコロナに似ていることからこのように名付けられたそうです。そしてコロナウィルスには幾種類もあり、今流行しているのは新しい型のコロナウィルスで「新型」となったそうです。
 このウィルスに効く特効薬がなく、潜伏期間や感染経路の特定がしにくく不明なところが多いため、私たちは不安になってしまいます。

 目に見えなくて、顕微鏡でしか見えないウィルスが、人間を攻撃してくる。
いくら核や軍事ミサイルで攻撃しても、見えない敵には武器とはなりません。
今このウィルス対策のために、各国が研究努力をしています。その研究に世界中の膨大な軍需費を、使用してほしいものです。人間同志戦うのは止めてほしいものです。国連・国が率先して 取り組んでくれないでしょうか。
                  
 人類の幸せといっては、自然を破壊し、自国のためと言っては戦争をし、たくさんの犠牲者が出てきました。
このウィルス騒動は、ひょっとしたらこれまでの傲慢な人類への警鐘なのかもしれません。
今一度立ち止まって振り返るのを、ウィルスが教えてくれているのかもしれません。

太陽のコロナ
女性らしさが薫る
花のような三角モチーフの
プルオーバー
二の腕をカバーしてくれる
フレンチスリーブが
ポイントです。


デザイン/Fukiko
すてきな手編みに掲載中