Sing... うたう Apr. 2020
         
 桜が満開となりました。例年ならお花見だ!桜まつりだ!

と盛り上がるこの季節ですが、今年は新型コロナウィルスの感染を懸念して、自粛モードの春となりました。
 今年の初めに、世界中を震撼させるような今の状態なることを、誰が予測できたでしょうか?中国を発端に、日本をはじめアジア・ヨーロッパ・アメリカと広がり、今はアフリカ諸国も危険と言われ、この緊迫した状態は日に日に増してきています。
 でも空路で1日あれば世界中のどこへでも行けてしまう現代では、新型コロナウィルスが短時間で広がってしまうのは、仕方のないことです。
 
 地球上の多くの動物は、人間とは無縁のウィルスと共生しています。そのウィルスは、環境に応じて進化し、病気をおこすこともなく仲良く動物と共生しているのです。そこに部外者の人間が入り込むと、人間はたちまち未知のウィルスに感染し、免疫がないために大流行になってしまうのだそうです。過去に大流行したSARS・MERS・新型インフルエンザなども、動物から感染したと言われています。
 
 細菌は、人の細胞の10分の1ぐらいの大きさで、自力で複製し子孫を残す能力があるそうです。納豆菌や乳酸菌など善玉菌と言われ、大腸菌や結核菌などは悪玉菌と言われています。
 それに引き換え、ウィルスは、人の細胞の100分の1~1000分の1の大きさで、自力で複製することができません。そこで他の生物の細胞に寄生し、細胞を破裂させてウィルスが飛び出し、ほかの細胞に入り込み子孫を残していくそうです。そして、増えたウィルスは、体外に出て感染を広げていきます。また破裂した細胞は、死んで炎症(肺炎など)を引き起こします。

 志村けんさんが、新型コロナウィルスに感染し、あっという間に亡くなられました。親族の方々は最後のお別れもできず、お骨拾いもさせてもらえなかったそうです。やっと会えたのは、お骨箱に入った志村さんでした。
 武漢市で亡くなられた遺体を運ぶ車を、泣きながら追いかけていく家族をテレビで放映していました。イランでは、地中深く掘った穴に、遺体を葬っている映像も見ました。遺族は、葬った場所を教えてもらえず、教えてもらえるのは1ヶ月後だと言っていました。亡くなった遺体には、まだウィルスが生きていて感染の可能性があり、そうせざるを得ないとも言っていました。

早く感染を防ぐワクチンが開発されないかと待ち望んでいますが、時間がかかりそうです。
感染を予防には自衛するしかありません。それには、丁寧な手洗いとバランスの取れた食事をとり、十分な睡眠とストレスをためないようにして免疫力を上げることが大切だそうです。

 サークル活動が中止になり、クラスターを発生しやすいジム通いは自粛して時間的余裕ができました。でも今は、ウィルスに感染しないようにじっと家にこもって編物をしています。
 いったいいつになったら、終息するのかしら?と悩ましいこの頃です。

Fukiko
風に誘われてニット展

今年も、ニット展を開催いたします。
ニットウェアーはもちろんですが、ウェディングドレス・レース編み・刺繍など
バラエティーに富んでおります。ご来場くださいませ。お待ちしております。


  
 5月30日(日)には、オカリナアンサンブル・ジョイ―レの
みなさまの演奏があります。お楽しみください。