梅雨に入りうっとうしい日々が続いておりますが、沈みがちになる気持ちを癒してくれるように、美しい色合いのアジサイが咲いています。 　 　令和２年になり、もう半年が過ぎてしまいました。 コロナコロナと毎日のように翻弄された半年でした。　緊急事態宣言が解除され、これまでの生活に徐々に戻りつつあります。でも、人々の活動が活発になるのと比例して、感染者も増えてきています。 　この先どうなっていくのでしょうか？　不安な毎日です。 　最近ヴィヴィアン・リーチという人が書いた「コロナウィルスから人類への手紙」という詩がＳＮＳで拡散しています。自粛生活の中、いろいろと考えさせられた詩でした。 「コロナウイルスから人類への手紙」 地球はささやきました　でもあなたは　耳を貸しませんでした 地球は話しました　でもあなたは聞きませんでした 地球は叫びました　あなたは耳を塞ぎました だから　私は生まれました 私はあなたを罰するために生まれたのではありません 私はあなたを目覚めさせるために生まれました 地球は助けを求めて叫びました 大規模な洪水 でもあなたは聞きませんでした 燃え盛る炎（大火災） しかしあなたは聞きませんでした 強烈なハリケーン しかしあなたは聞きませんでした 恐ろしい竜巻 でもあなたは聞きいていませんでした あなたはいつも　地球に耳を傾けませんでした 海の生き物が　汚染物質で死にかけているのに 氷河が凄まじい速さで溶けていく　深刻な干ばつ。 そんな時でも　あなたは地球の声を聞こうとしませんでした 終わりのない戦争 終わりのない貪欲 あなたはそれでも　ただ自分の生活を続けていました どれだけの憎しみがあろうと 毎日どれだけの人が殺されようとも 地球があなたに伝えようとしても　 最新のiPhoneを手に入れることの方があなたは大切でした だから今、私はここにいます そして、私は世界の動きをストップさせました ようやく私はあなたに耳を傾けさせました 私はあなたに避難せざるを得なくさせました 私はあなたに物質重視に考えることをやめさせました 今、あなたは地球のようです あなたは自分が生き残れることだけを考えています どう感じますか？ 地球を燃やし　私はあなたに熱を与えました（高熱） 私はあなたの呼吸器に問題を与えました（肺炎） 汚染された空気が地球を満たすように 地球が毎日衰弱しているように　私はあなたに弱さを与えました 私はあなたの安らぎを奪いました あなたの外出（当たり前の自由な行動） あなたが忘れていた惑星（地球）とその痛み そして私は世界（の動き）をストップさせました そしていま・・・ 中国の空気はきれいになり… 工場が汚染物質を地球の大気に放出していないので　空は青く澄んでいます 水を汚すゴンドラボートが使われていないので　ベニスの水は澄みイルカが見られます あなたはあなたの人生で　大切なものは何かを　考えるための時間ができました 繰り返しますが、あなたに罰を与えるために私はここにいるのではありません 私はあなたを目覚めさせるためにここにいるのです 全てが終わったら　私は去ります どうか　これらの瞬間を覚えておいいてください 地球の声を聞いてください あなたの魂に耳を傾けてください もう地球を汚さないでください もう争うことをやめてください もう物質的なことに　気を取られないでください そして、あなたの隣人を愛してください 地球とそのすべての生き物に思いやりを持ち始めてください なぜなら、次回、私は更に強くなって帰ってくるかもしれないから 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コロナウイルスより 　これまで多忙な日々を過ごし、地球の叫びを見過ごし、欲望に流され行動してきた自分を気付かせてくれたこの詩は、ずしりと私の心に響きました。地球と共存していくためには、どうしたらいいのか？　一人一人の考えや行動が試される時期が来たのかもしれません。 これからの人類への大きな宿題です。

Fukiko