Sing... うたう Nov. 2021
         
 紅葉の美しい季節となりました。
 先日、飛騨高山へ行ってきました。途中、紅葉の美しいせせらぎ街道を楽しみながら。青空に映える錦秋は、自然からの素敵な贈り物かもと感動しながらの道中でした。
 
 昨年の今頃は、新型コロナウィルス感染者数が一段落し、GoToトラベルの恩恵を受けながら、食事や旅行を楽しんでいた時期でした。
 そして今年も先月から、緊急事態宣言が解除となり、少しずつですが行楽を楽しんでいる人が増加してきました。せせらぎ街道沿いの道の駅や途中の駐車スペースには、マイカーの行楽客が多く、愛犬連れの家族・3世代家族・友達とのグループや、二輪車でのツーリングのグループも見かけそれぞれ秋を満喫している様子でした。でも、私が参加したようなバスツアーはまだ少ないのか、バスの駐車スペースは空きが多かったです。

 到着した高山は、毎年の人出には及ばない観光客数で、少し寂しい街中でした。その中でも比較的若者や熟年者が多く、私のような高齢者は少ないように思いました。
 昼食で入ったお店では、「久しぶりの団体さんです。飛騨牛を多めにサービスさせて頂きました。」と、テキパキと「おもてなし」をして下さり、その忙しさが心地よさそうな従業員さん達でした。きっと緊急事態宣言中は、悶々とした日々を過ごされていたのでしょう、その思いが一気に払拭されたような笑顔に、こちらもより美味しく食事することができました。
 このお店の方たちのように、全国に同じ思いをされていた飲食店の方たちが、多かったことでしょう。早く活気のある行楽地に戻りますように・・。

 高山旅行をした日は、衆議院選挙の投開票の日。期日前投票を済ませた私は、投票日だということも忘れ楽しんできました。その後午後8時となり、開票速度が次々と伝えられます。
岸田内閣になって直後の選挙は、予想通り選挙結果となりましたが、維新が第3党となり躍進しました。昨年からの新型コロナウィルス対策の吉村大阪府知事の活躍が後押ししたのでしょうか。自民党支持でもない立憲民主党支持でもない人達の投票があったから、また政権批判の受け皿になったのか、それとも対する野党への失望感の受け皿からなのでしょうか。
               
岸田総理大臣の3Åと言われた後ろ盾の方たちのお1人が選挙に苦戦されました。少し灰色がかったイメージがつきまとい、小選挙区の有権者はそこが許せなかったのでしょう。
ま ほかに問題の人が当選?という驚きの選挙結果もありましたが、他国と比べて比較的平和な国だから仕方のない結果なのでしょうか。

私の良いところは「人の話をしっかり聞くところ」と言われている岸田総理、実際にその意見を政策に反映させて頂けることを期待しています。
Fukiko
 黒文字
 先日の新聞に、養命酒と黒文字の関連記事が載っていました。養命酒には、多くの効能があると言われている黒文字の木や実のエキスが入っているそうです。

 黒文字と言えば、和菓子の爪楊枝として使われています。我が家も、常備していますが、洋菓子に押さ気味の昨今は、和菓子を賞味する機会が少なく表舞台に登場することが、
少なくなりました。引き出しの奥の黒文字は、休眠状態です。

 なぜ黒文字と言うの? どんな効能があるの? なぜ爪楊枝に使われているの? とはてなマークが次々と出てくる、知っているようで知らない黒文字です。

 なぜ黒文字と言うの? それは美しい木肌にまるで文字のように黒い斑点が入ることから「黒文字」呼ばれるようになったそうです。
 
 どんな効能があるの? それは黒文字エキスに含まれるポリフェノールが、粘膜細胞内の抗酸化酵素を活性化させ、活性酸素を中和しウィルスの増殖を抑える効能があるそうです。また、鎮静効果もあると言われています。その成分を活かしたクロモジローション(化粧品)・クロモジ油・クロモジ茶は、癒しをもたらしてくれるものとして、昔から暮らしに溶け込んでいるそうです。
だから養命酒の中に入っているのですね。
 
 なぜ爪楊枝に使われているの? 木の枝や葉に優しい香りがあり、和菓子の繊細な味わいを引き立ててくれます。また、木肌は滑らかできめ細かく、加工しやすいのが特徴から、高級爪楊枝の材料とされてきたそうです。

 クロモジは、クスノキ科に属する落葉低木の一つで日本固有種。秋には、美しく黄色に紅葉するそうです。里山にひっそりと自生しているそうで、どこかで目にしたことがあるかもしれません。

 深まる秋を楽しみながら、和菓子と黒文字の香りと一緒に賞味し、ゆとりのあるひとときを過ごしながら、秋を楽しむのもいいかもしれません。きっと心身がリフレッシュすることでしょう。