Sing... うたう Sep. 2022
         
 長雨が続き天候不順な8月でしたが、朝夕は秋を感じさせる爽やかな9月となり、赤とんぼの姿も見られるこの頃です。
 編み物教室も秋冬ニットで模様替えをし、来る季節を迎える準備をしました。

 先日、以前からテレビなどで度々紹介されていた神戸市垂水区にある「五色塚古墳」行ってきました。淡路島を望む大地の上に築かれた前方後円墳は全長194m、兵庫県で一番大きな古墳だそうです。4世紀の終わり頃、明石海峡とその周辺を支配した豪族が、葬られた墓と考えられているそうです。
 西から海をやって来る諸豪族に古墳を見せ、「明石海峡から東は、ヤマトの大王の地」と知らしめる効果を狙ったという説があるそうです。

 五色塚古墳に関する最初の記事は、日本書紀に見られます。江戸時代には、様々な人が訪れ、絵や文章などに記録を残し、時代を経て明治・大正時代には、人類学者や考古学者が調査をし、記録を残しているそうです。
 しかし、第二時世界大戦中には、古墳に生えている松を切り、船の材料にしたり、油を採取したりしました。また、戦後は食糧難から畑として開墾されたため、荒廃してしまったそうです。
 
 昭和40年から10年をかけて、発掘調査と復元工事をされました。畑でほとんど壊されているのではと考えられていましたが、多く残っていることがわかりました。古墳の斜面にはびっしりと石が葺かれていて、その石は分析調査の結果、淡路島東側の海岸で算出するものであることがわかりました。またこの古墳の特徴である「鰭付(ひれつき)円筒埴輪」や「鰭付朝顔形埴輪」を円墳の上段の周りに立て並べてあったそうです。今は複製の埴輪が並べられ古代を思わせる古墳を見ることができます。

 現在、古墳の周りには建物がありますが、当時は何もない高台に古墳を見上げることができたのでしょう。また海からは、大きな古墳が目に飛び込んできて威圧感を与えていたのでしょう。
その古墳の上段に立ち、古代の人達はこの景色を眺めながら何を思っていたのだろうと、海からの爽やかな心地よい風に吹かれながら思い馳せてきました。
Fukiko
石灰沈着性腱炎
 先日、フローリングに直接正座をし、2時間ほどアイロンがけをしました。
終了後右足に少し違和感がありましたが、直ぐに良くなりました。でも翌日から、右足甲が少し腫れ痛みも出てきました。直ぐよくなるだろうと3日程様子を見ていましたが、痛みも腫れも増々悪くなっていきます。
歩き方は、カタチンカタチン状態・階段の上り下りは一段ずつ慎重に・靴は腫れがひどく履けません。「1週間後に神戸出張があるのにどうしよう・・・。」
「名古屋駅の長いコンコースを、どうやって歩こう・・・。」「骨折していたらどうしよう・・・。」など悪い方へ心が傾いていきます。
 
 思い切って整形外科へ診察に行きました。診断結果は、足指骨にカルシウムが沈着し炎症を起こしているとのこと。沈着する原因は分からないけれど、徐々に症状は良くなっていきますよ。とのお医者様の言葉に安堵し、薬と湿布を処方してもらいました。
 帰宅後ネットで調べてみると、肩や腰など体のいたるところに起こる症状だそう。体質や加齢に関係しているかも・・・とのことでした。
 
 その後、痛みも腫れもほとんど無くなり、大好きなフォークダンスを踊ることができ、またフィットネスも再開できました。
 人の体って、本当に不思議。沈着したカルシウムは白血球が溶かし血液や骨に届けてくれているそうです。
 
石垣編みのジレです。

アシンメトリーのデザインと

前スリットが都会的

パピー毛糸講習会ニット

糸はミレコロリベビー

             Design/Fukiko