Sing... うたう Jan. 2023
         
 新年あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 卯年の今年は、どのような年になるのでしょうか?
卯年は、芽を出した植物が成長していき茎や葉が大きくなる時期で、目に見えて大きく成長する年だといわれています。また、うさぎは飛び跳ねることから、飛躍する年という象徴になるそうです。さらに、たくさんの子を産むことから豊穣、子孫繫栄のシンボルと言われています。

 うさぎは、草食哺乳類で、約50種類が生息しているそうです。色は、茶・灰・白・黒など様々ですが、日本では、「因幡の白兎」のように、白い毛で赤い目を思い浮かべます。お月様でお餅つきをしているうさぎも白色かなと想像してしまいます。

 長い耳・短い尻尾・愛らしい目のうさぎですが、その数え方は、昔から「1羽・2羽」と鳥類のように数えるそうです。仏教では、四つ足動物を食べることを禁じていたため鳥として扱ったことから、うさぎの耳を束ねて持ち歩くことからとかで「1把・2把」となり、「1羽・2羽」に転じたなど諸説あるそうです。
現在は、生きたうさぎは「匹」、食用は「羽」ペットは「頭」「匹」と使い分ける場合が多いそうです。

 ぴょんぴょんと飛び跳ねるうさぎですが、そのスピードは相当速いそうで、その特徴からいろいろなことわざがあります。
 *二兎を追う者は一兎をも得ず・・・同時に二つの事を得ようとすると、どちらも成し遂げられなくなってしまうこと。
 *兎の昼寝・・・足が速く亀をばかにしたため、競争に負けた童話から、油断をして失敗すること。昼寝ばかりしている人のこと。
 *脱兎のごとく・・・兎がかけるように早くて捕まえられないこと。
 *兎の上り坂・・・兎は前足が短くて坂を登るのが巧みなことから、地の利を得て得意の力を発揮すること
 *兎の耳・・・人の知らない事件や噂などを聞き出してくること。地獄耳。
ギャラリーに来てくれたうさちゃん


 昨年5月にニット展を開催した「風庵はなれ里山ギャラリー」に、裏山に生息する野うさぎが訪れてくれました。一心に草を食む姿に、心癒されたひと時でした。「来年は、私の年だよ。」と伝えに来たのでしょうか?
今年もニット展(5/22~28)を開催しますが、また会いに来てくれるといいなあ。楽しみです。
Fukiko

ジミー大西

 先日、独自の天然キャラクターの持ち主のジミー大西さんの「画業30年記念作品展」を鑑賞してきました。
 
 会場に入った途端にジミー大西ワールドが満開となり、多色を駆使した絵に圧倒されました。

 30年前にテレビ番組の企画をきっかけに絵を描き始めたジミーさんは、著名芸術家や専門家から高い評価を得て、画家としてスタートされました。
 そして、自身の作品の可能性を追い求め、憧れのピカソが生まれたスペインへ移住。
その後世界中を放浪しながら多彩な作品を描かれました。帰国後も絵を描き続けられていましたが、2015年に突如、絵を描くことをやめてしまわれます。

 その理由は、「僕の絵は1枚描くのに、ものすごく時間がかかるんです。
絵がなかなかうまくいかない時、自分の時給を計算してみたら馬鹿らしくなってその時に筆を折って、絵をやめたんです。」とのこと。
 でも人生の師匠明石家さんまさんから、「コロナで仕事のない人が大勢いる。
人を楽しませるのに時給なんか計算するな。絵でもお笑いでも人を楽しませるのに、お金なんか関係ない」といわれ、2020年に創作活動を再開されました。

 それから2年後の昨年から、この作品展を全国で開催されています。それに際してのジミーさんからのメッセージです。

今は、なかなか人に会えなかったり、やりたいことができなかったり、世界が不安定で、気持ちが暗くなりがちですけど、そんな時だからこそ、ジミーの作品展をやりたいと思いました。
少しの間だけでも、ジミーの絵を見て、笑ってもらえたらうれしいです。

これからも、ジミーをあたたかく見守ってください。

 僕も、がんばります。
 お前も、がんばれよ。


 会場では、写真撮影OKでしたので、撮ってきました。
 元気を、もらった作品展でした。