Sing... うたう Feb. 2023
         
 如月2月となりました。3日は節分、4日は立春です。
先日、元旦を迎えたと思っていましたが、はやひと月過ぎていました。

 今年の恵方は、「南南東のやや南」で、スマホアプリやコンパスで確認する場合は、北を0度として165度の方位角です。「節分」の夜にその年の恵方に向かって、願い事を思いながら恵方巻を無言で食べると万事に吉となるそうです。それも、恵方巻を切らずに食べるのだそうです。

 その恵方巻 ですが、数年前から各お店が予約販売するようになりました。節分のたった一日のために販売量以上の恵方巻を作り、売れ残った物は、大量に廃棄処分されていました。そして、その食の廃棄処分が大きな問題として、各メディアなどでとり上げられ、社会問題となりました。その反省から予約販売へとシフトされていきましいた。大量に廃棄処分されている映像を毎年見ていたのですが、多くが予約販売になっていることを知らず、昨年は買い損ねてしまい結局食べることができませんでした。だから今年は、早々と注文をしておきました。

 その恵方巻の起源は様々な説があり、はっきりしていないそうですが、 時代としては『江戸時代末期』ではないかとされています。「大阪の商人が商売繁盛を祈願した」、「恵方巻きを鬼の金棒と見立てて厄除けの意味で食べていた風習」、「豊臣秀吉の家臣が節分の日に海苔巻きを食べて次の日に勝利した」など、諸説あるようです。

 大正時代から戦前にかけて、 大阪の一部の地域で節分に恵方巻きを食べる風習が定着していたことが確認されています。そして1970年代になってメディアで報じられ関西まで広がりました。全国的に普及しだしたのは1980年代に入ってから、 売上の低迷する2月頭あたりの“コンビニ”の経営戦略として恵方巻きが販売されるようになったのだそうです。はじめは大阪と兵庫県の『ファミリーマート』が先駆けとなり、 全国的には『セブンイレブン』が1989年に広島で販売し、翌年から地域を拡大していき、 1998年に全国まで普及したそうです。


 私の子供のころの節分は、柊にイワシを差して玄関先に飾り、楽しく豆まきをしたのを思い出します。そして、年令の数だけ豆を食べるだけで満足していました。どの家庭でも豆まきだけ恵方巻などありませんでした。それが今では、最近の恵方巻文化を、知らず知らずのうちに刷り込まれ、商業主義に乗せられてしまっている私です。そして、次はバレンタインチョコ?そしてお雛様?これでは一年が過ぎるのが早いのは言うまでもありませんね。
Fukiko

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