11月になり、カレンダーもあと2枚となりました。暑い暑いと嘆いている内に秋本番となり、山々は、赤・黄色に染まり、毎日の色の変化が楽しみなこの頃です。
 
 10月16日~22日まで、「風に誘われてニット展」を開催し、連日多くの皆様がご来場下さいました。少し紅葉した山の中のギャラリーは、ニット展のロケーションにピッタリ。昨年5月の新緑の中のニット展とは、また趣の異なるイベントとなりました。本来ならば、5月のニット展を企画していましたが、私のがん手術のため急遽秋に変更しました。秋空の元、皆様に楽しいで頂くことができました。

 そのがん手術から半年経ちました。ニット展前にMRIの検査を受け、終了後に結果を聞きに行ってきました。結果は、「異状なし」。これで、次の検査までの半年間は、思いっきり毎日楽しめそうです。「診察前に名前を呼ばれるまでは、ドキドキしたでしょう?」と言われたのですが、そんな気持ちには全然ならず、がんがまた見つかれば切ってもらいましょう。抗がん剤に耐えられる体力・筋肉をつけなくては!と思っていましたので、やはり私は少し人様とは違うのかな?と再認識しました。

 そのドキドキしない待ち時間に、診察に来ていた2歳くらいのカワイイ男の子2人を見ていました。1人の子は、待ち時間が我慢できずに、「ユーチューブ!ユーチューブ!」とママに訴え、パパの足をトントンと蹴っています。「もうすぐだからね。」とママに言われるのですが、「ユーチューブ!」の声が、診察待ちの廊下に響き渡ります。
 もう一人の男の子は、どうしているかと見てみると、おとなしくスマホの動画を見ています。音は出ていないのですが、おそらくユーチューブを見ているのでしょうね。
 ユーチューブ?! 今の子供たちは、ユーチューブを見て育っているんだ。と新しい発見がありました。45年程前の私の子育て時代は、絵本だったよね。そして、孫たちも絵本を読んでもらっていたよね。確かにどこかへ出かける際には、絵本をおむつバッグに入れてたよね。と「今の子育て」と「昔の子育て」を思いながら診察までの時間を待っていました。

 子供専門の書店が閉店したと聞きます。少子化の影響もあるのでしょうが、絵本の読み聞かせや、本を読むことが少なくなってきているのが原因なのでしょうか?スマホの画面の奥には、様々な情報があふれ手軽に読み見ることができます。昔のようにワクワクしながら1ページ1ページめくるという感動が少なくなってきているのでは?と思います。
そう言っている私も、最近では読書量が大幅に減ってきています。それに比例して読むスピードも遅くなり、益々読書から遠のいてしまっています。そう、先ほどの男の子2人ではないですが、ユーチューブにハマってしまっています。先月号にも書いたのですが、めまいがしそうなくらい見てしまっています。今の子育てを批判できるバーバではないのです。反省です!
Fukiko
風に誘われてニット展2023
ニット、草木染め・レース・刺繡・ビーズ・革工芸の作家さんの応援があり、
華やかな会場となりました。
また、トンボ玉アクセサリー作りのワークショップは、大好評。
連日多くの方がお越しくださいました。
ありがとうございました。
  
ビーズアクセサリー

レース・刺繡・革工芸
 
リカちゃんのドレス
    
トンボ玉のアクセサリー作り   草木染め