Sing... うたう Dec. 2023
         
 今年も、残り1か月となりました。この1年皆様はいかがお過ごしになられたでしょうか?
 うさぎ年は、うさぎの優しく温厚なイメージから家内安全、飛び跳ねる姿から飛躍・跳躍・向上の年と言われています。
新しいことを始めるのに最適とも、それまで積み重ねてきたことが、大きく発展し実る年ともいわれています。また景気が良くなるともいわれていますが、果たしていかがだったでしょうか?

 世界では、ウクライナとロシアの衝突の収束は見られず、新たにイスラエルとハマスの軍事衝突が勃発し、多くの犠牲者が出ています。
各国の主張や歴史的な背景があっての衝突なのでしょうが、人々の幸せを願うならこのような手段にはならないと思うのですが、私には理解できません。人間の醜さや愚かさの象徴を見ているようで悲しくなってしまいます。

 私の今年を振り返ってみました。一番の出来事は、やはり直腸がんになり手術したことです。
3月に発覚4月に手術をし、「死」を突きつけられた年でした。でも、比較的冷静に事を捉えることができ、これからの生き方を考えさせられるターニングポイントにもなりました。
 これまで、毎日忙しく過ごし、「私が・・・」と言う我を出し謙虚さに欠ける生き方をしてきた結果が今回のガンでした。これからは、これまでの生き方を反省し「程々に・・・」を肝に銘じて生きて行こうと思います。また、後に続く人たちが、大いに活躍し羽ばたいて行ってほしいと思いました。そして、応援しなくてはと思ったのです。
 昨年80歳を超えられた先輩先生から、「加藤さんの活躍が嬉しいです。」との言葉を頂き、その時は軽く「ありがとうございます。」と答えたのですが、今やっと先生の言葉の暖かさが心に響いてきたのです。そして先生と同じような気持ちで、これからの人達へ先生と同じようなメッセージをかけている自分に気が付きました。

 でも、先日、私のニット作りを応援して下さっている90才の女性から「扶貴子さん、編み物をこれから極めるように頑張ってね。」との叱咤するメッセージを頂きました。もうこの辺で一息つき、後輩に道を譲ろうか、と気を緩めていた矢先のこの言葉に、気持ちを見透かされたかの様なタイミングのこの言葉でした。「はい頑張ります!」と答え、私にも「頑張れ!」と投げかけていました。
 来年はたつ年、私の年です。やはり頑張らないといけない年のようです。「ドッコイショ」としようかなと思っていましたが、もう少し頑張ってみることにします。でも頑張り過ぎないようにしなくては。

  来年は、世界平和が訪れますように・・・。
  健康で過ごせますように・・・。
  素敵なニット作りができますように・・・。
Fukiko
冬ソナストリート
 各務原市には、全国的に有名な「冬ソナストリート」があります。
 以前大ヒットした韓ドラの「冬のソナタ」のロケ地韓国春川市のメタセコイヤ並木がと似たイチョウ並木があることから「冬ソナストリート」と呼ばれ、全国から観光客が訪れる観光スポットとなりました。
 ブームが過ぎた今でも、秋になるとイチョウ並木が黄色に色づき、青空に映えています。
朝早くから、老若男女そしてワンちゃんも訪れて行く秋を満喫しています。
 また、結婚式の前撮りをするカップルもいて、幸せ気分が倍増します。
 
 このストリートは、「学びの森公園」の中にありますが、以前は岐阜大学の工学部と農学部がありました。大学が他の地に移転し、その跡地を市が整備リニューアルし、市民の憩いの場の公園として開放しています。公園内には、喫茶店があり、またベンチも置かれていてのんびりと秋を楽しむことができます。
 
 イチョウが散った後の12月上旬からは、雪をイメージしたホワイトイルミネーションが点灯し、夜の幻想的な並木道を楽しむことができます。
今のこの時期は、黄色の絨毯とイルミネーションを楽しむことができるでしょう。

もう一度訪れてみたくなる観光スポットです。皆さんもどうぞお出かけください。

  各務野を編む」というテーマの

ファッションショーで紹介した

冬ソナストリートのイチョウを

デザインしたニット。

かぎ針で編んだ黄色の

グラデーションの葉が舞っています。

タイトルは「イチョウのワルツ」

         Design/yukie