ホンダCBストーリー 開発者たちの記録

 『ホンダCBストーリー』

   開発者たちの記録


(小関和夫 他共著,1998,三樹書房)

 

第7章 

設計者が語るCB総論

    CB750FOUR開発の歩み

 

        原田義郎(はらだ よしろう)

昭和28年(1953年)本田技研工業(株)入社。本田技術研究所

二輪車部門の責任者として,スーパーカブC100,CB72,

CB750FOURなどの代表的なマシンの総括を務めた。1972

年,SL250S,CB500FOURなどを仕上げた後,昭和

48年に本田技術研究所主席研究員となる。

 

        白倉 克(しらくら まさる)

本田技術研究所主任研究員として,CS90,SB250(2気筒

OHC),CB350(4気筒OHC),CB750(4気筒OHC)他,

数多くの銘機エンジンの設計に携わる。また,CB500T(2気筒

DOHC)開発のLPLなども歴任。

 

        池田 均(いけだ ひとし)

リトルホンダP25のデザインをはじめ,ベストセラー車CB250,

350やCB500FOURなどのスポーツモデルを担当。世界的にも

影響を与えたCB750FOURの全面的なデザイン責任者を務めた。

元本田技術研究所エグゼクティブチーフエンジニア(ECE)。

 

 

 

第1部 CBの系譜

                             原田 義郎・談

                             三樹書房編集部・編

 

CBの原点

 “CB”の源流と言うべきドリームCB72がデビューしたのが1960(昭和35)年の11

です。その前にドリームC70というホンダで初めての2気筒車を開発しました。

 250cc級エンジンで4サイクル,OHC,2気筒というのは世界的にも初めてでした。

このC70のエンジンをベースに改良を加え,その発展型としてCB72を造ったわけです。

 機種番号CB72Cは,“CYCLE”の頭文字,Bは“For CLUB MAN RACER”を意味し

ています。

 

二輪車設計の草創期時代

 草創期のホンダオートバイの開発機種には,A,,,,E型……とアルファベット順

に名前を付けていたわけです。もちろんその中には試作で終わった車も,市販には至ら

ずに図面で終わった車もあります。製品化されたものには2サイクルのドリームD型が

ありました。これをホンダ初の4サイクルエンジンに改良したドリームE型もあります。

このE型は大変良く売れました。

 私が入社したのは,このE型にモデルチェンジした頃で,苦情のあった部分を改良し

たり,排気量をそのときの規定に合わせて変更したり,といった設計変更がありました。

そうした改良を施したモデルには改良順に数字を加えて2Eだとか3Eだといった機種名

にしたのです。4Eというのは非常に良く売れた代わりに,キャブレターの問題が発生し

てその対応に苦心しました。

 その次に汎用機のF型があり,次のGも汎用エンジンでした。ですから,Gがなどは

あまり一般的には知られていません。Hは背中に背負って使用するダスター(噴霧器)の

エンジンだったのです。その後,Iがあって,JがベンリイJ型です。

 このようにアルファベット順で進めていたわけですが,機種名は付いても発売せずボ

ツになったものが多かったものだから,またたく間に26文字近くまでいってしまったわ

けです。

 その頃のホンダの設計部門は,河島喜好設計課長(当時)以下の陣容で,私はたしか

123人目の入社の設計課員かと思います。そういう少人数な状態だったので,図面の

整備とか,設計をシステマティックにすすめることは無理な状態だったのです。

 

型式名称の変更

 私はホンダ入社以前に,大企業での設計の経験がありまして,設計とはこう管理する

んだとか設計標準というのはこういうふうに作るんだとか,どちらかと言えばむしろ古

臭い手法でウルサく仕込まれて育ったものですから,これらの管理事項は事前に整理し

てスムーズに進めることが,後々の設計変更とか技術の蓄積の為に有効だ,ということ

は理解していたのです。その経験を活かして開発機種のネーミングの際,10番から始め

る数字式を提案しました。2030,と数字であれば無限に続けられるわけです。そして,

例えば10番から始めればその改良型は11番で,また次に直したものは12番にすれば

良いのです。要するにマイナーチェンジする時は,まだ番号が9個残っているのだから

1ケタの数字を変えることで対応でき,1020と進めていったわけです。それで最初の

2気筒ドリーム号はC70になったのです。

 そして次の手順として番号だけだと,70といわれてもモーターサイクルか汎用エンジ

ンか,または四輪車のエンジンなのか判別できなで困るので,後になって理解しやすく

する為に,二輪車の“CYCLE”だから頭文字の“C”をとって,二輪の開発番号としたの

です。スクーターの方は,すでに富士重工が「ラビット号S型」などで頭文字にSを使

っていましたから,“MOTOR SCOOTER”のMにしました。

 C70の排気量を拡大したモデルにC75があり,C70を改良したドリームC71の発展型

としてドリームC76がそれにあたります。CB72はもともと250ccクラスで開発したので

すが,アメリカ市場に対して少しでも排気量を上げようということで247cc305cc

拡大し,それを無理やり350ccクラスと称していたこともありました。これがドリーム

CB77です。

 その後に80番台,90番台のモデルが続くのです。C90などの125ccクラスは90番台

でした。そして100番台はC100のスーパーカブになるのです。

 

  略

 

 その後,またいろいろ変わってきたのは,この方式に藤沢副社長から注文がついたた

めです。例えば,ドリーム号をC76とかC77といっても,これでは何のことか社内の人

間にしか分からないので,250ccクラスなら250350ccクラスなら350とユーザーに対

して分かりやすい表示にして欲しい,という要望でした。それ以降は開発番号と機種番

号を区別しようということはなくなり,現在に至っています。

 その結果,今度は開発番号を見ただけではその機種が何だか,全く想像がつかないの

で,機密保持という点でのメリットにつながったわけです。

 初期の型式名称にはこうした経過があって改良されてきたのです。

 

 

さすがに開発に携わっていた方だけあって,型式の名称に関しても明瞭です。

CBに関しても,これ以上の答えはないと思うのですが,どうでしょうか。

 

2011(平成23)1029日 富中昭智

 

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